家電製品の電流をテスタで計測するコード製作と測り方
こんなものを作りました。
家電製品の電流をテスターで計測するためのコードです。
テスターでの電流の計測には、テスターを計測する機器の電源線に割り込ませなくてはならないのです。
市販では簡単にコンセントに差すだけで計れる機器もありますが、あまり使わないし、テスターがあるので自作してみました。
画像ではすでに出来上がっていますが各部品と線を接続するだけなので簡単です。
当方で準備した材料は、古いテスターのリード線(なければ電線と、バナナプラグ)、コンセントプラグ(パナソニックの商品名では、ベター小型キャップ)と、壁コンセント(フルカラー埋込コンセント)ですが、(小型コードコネクタボディ)が結線性がよいです。(埋め込みコンセントへの結線はより線では不可なため。)
テスターリードの片方(画像の赤色線側)に壁用のコンセント(緑色)を割り込ませただけですが、これで安全に計ることが出来ます。(交流なので赤色も黒色も関係はありません。)
計測ですが、その前にテスタのレンジ選択がよくわからない方に・・・。
当方の持っているテスターのように電流レンジ(切替え)が2つの選択ができる場合ですが、
家電や計測する機器等に流れる想定の電流値でテスターのレンジ選択(切替え)する必要があります。
どれだけ流れるか想定なんかできない。よくわからない。という場合は、はじめから大きい電流が計測できる[A]を選択しておけば問題ないのですが、少ない電流が流れた場合少なすぎて値が読めない場合があります。
計る前から流れる電流値はわからない、または自信がない。という場合には、まずレンジを大きいほうの[A]、赤色テスターリードも[A]に差して一度計測してみて、電流が少なすぎて読めなければ、必ず、家電(測定物)の電源を切って(作業中につい忘れがちになります。)から、レンジを[mA]に切替え、赤色テスタリードも[mA]に差し変え再度計測すればよいです。
当方のテスターの場合は、レンジを[mA]に選択すると最大400mA、[A]選択で最大10Aまで計測できます。
テスターによっては、ノーヒューズ(ヒューズなし)もあるのでテスタをよく確認して下さい。テスターに保護ヒューズがないものもありますので、これを超える電流が流れる(計測する)とテスターは破損してしまいます。
家の家電でいくつか計ってみました。
従来のACモータ扇風機(風量最大)0.491A(491mA)
DCモーター扇風機 (風量最大)0.143A(143mA)
従来のAC扇風機に比べ省エネです。
ノートパソコン 充電時 0.159A (159mA)
バッテリー残量によって値は異なりますが。
43インチテレビ(待機時)0.119A (119mA)(視聴時)0.453A (453mA)思ったほど流れませんでしたが、視聴時の電流と比べると先程の待機電流は多いですね。
電子レンジ よく使う600W時 (8.2A)
起動直後でしたので多めかもしれません。
・古いテスタのリード線(なければ電線と、バナナプラグ)
・コンセントプラグ(パナソニックの商品名では、ベター小型キャップ)
・壁コンセント(フルカラー埋込コンセント)または、(小型コードコネクタボディ)
・棒端子(今回は、VVFケーブルの銅線部分を棒端子代用)
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