ドアホン カメラレンズの黄ばみと曇りを研磨で除去

何気なしに外の様子を、とドアホンのモニタを見たら、映像が全体に黄色い感じに映っている・・・。
朝の時間帯で太陽が照っていないせいかと思っていたら、昼間になっても何か黄色い・・・
もしかしてと、外のドアホンを見るとカメラレンズが黄色くなっている。
これだな。日焼けして劣化し黄色くなってしまっている。
分解は以前、このドアホンともう1台別の所にボタンだけの子機を追加した時に中を開けているので、分解は容易な構造であることは判っていたので、黄色く変色したレンズのカバーを磨いて見ることにした。
①まずは取り外しから・・・。
ドアホン本体のマイクスピーカーのスリットで本体の一番下にある小さいカバーを開け、中にある+ネジを緩めます。
②次にドアホンを少し上に持ち上げながら手前に引くと外れます。(配線がまだつながっています)
③つながっている2本の配線は、端子のプラスネジを緩め外します。この2本極性はありませんので、復旧時はどちらに接続しても問題なく使えます。
④ドアホン裏面の上部にある+ネジ2本を外すと裏面カバーが外れます。⑤カメラを固定しているミントグリーン色の押さえにある小さい+ネジ2本を外します。
この押さえが外れるとカメラも基盤ごと外れます。
⑥カメラ基盤のコネクタを引き抜きます。これでカメラ単体になり研磨できる状態になります。
①黄色く変色した面は、おそらくカメラのレンズではなくその前にある樹脂製のカバーと思われます。
レンズ直接でなくてもこれに傷が付くと後々面倒なので、まずは傷が付かない光沢塗装や透明プラスチックの研磨に使えるハセガワ製のセラミックコンパウンドを綿棒で磨いてみます。
②さっそく綿棒が黄色くなりました。これで行けそうな気がします。
③綿棒の反対側も黄色くなり、どんどん取れて行きます。
④黄色が付かなくなってきたのでここでその面の状態を見ると、透明度が増しています。
しかし、まだ黄色いのはこのクリア樹脂の内側も劣化しているためでしょう
もっと磨きたいと、以前にスマホの画面の傷を取りたくて研磨に使ったガラス用の酸化セリウムでもと欲を出しかけたのですが、樹脂相手に傷が付くと困るので使うのは止めておきました。
これ以上は無理せずここで諦めます。
⑤組み戻す前に本体のクリアカバー内側も軽く磨いておきました。
磨いたら黄色くくすんだ感じはおおむねなくなりました。
モニタでの比較画像でその差がわかりにくいですが、電柱に乗っている物がなんとなく詳細な形に見えるような・・・気がします・・・。
子機
モニタが小さいので良化した差がよくわかりません・・・。
研磨前との映像の比較で思い残しがあります。
モニタに映る映像にはご近所が映らないようにしないといけませんので、比較するのに事前に何か白が多い印刷物などを映して比較すれば良かったなと・・・。
・+ドライバー
・+ドライバー(小)
・セラミック コンパウンド (透明プラスチック磨き上げ・ハセガワ製 TT25)
・綿棒
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