オーディオ機器の電源極性をコンセントと合わせる方法

コンセント プラグ ケーブル極性

普段、家電製品の電源プラグの向きを気にしないで差し込んでいます。
ところが、オーディオ機器には差し込む向き(極性)の指定がある機器があります。
当方は音に詳しくないので気にしていないのですが、音質とか、ノイズがどうこうとかで、極性指示のない機器でも電源極性を調べ合わせる方もおられます。
この話は、先日の部屋のレイアウト替え時に電源を接続する時に、いまさらですが極性のある機器だなと気になったのです。ついでなので調べて差し直してみます。(当方の聴力では音の変わり具合は分らないのでしょうけど。)
また、指示がない機器もテスタを使って極性を合わせてみました。

極性記号がある機器の一例ですが、これがBDレコーダの電源プラグにある極性記号↓コンセント プラグ ケーブル 極性

これは機器側で形状が決まっているので、記号が無くても間違って挿すことはない。
コンセント プラグ ケーブル 極性

こちらは別の機器でどちらの向きでも差せる形状で、極性合わせの指示記号がある差し込み口。
コンセント プラグ ケーブル 極性

コンセントの極性まずは、家のコンセントの極性を調べてみます。

その前に、電気工事での言い方として、ホット、コールドとは言いません。「非接地側」、「接地側」です。
電気工事の決まりとしてコンセントの縦穴が長い方(左側の穴)が接地側(コールド、アース)とするのですが、これが工事業者によって逆に接続されていることもある様です。▲反対の右側の穴が非接地側(ホット)となります。
なのでまずコンセント極性が合っているかを調べるのが先になります。
ここではホット、コールドと言っていますが、以降、「非接地側」、「接地側」としか使いませんのでご了承ください。

調べるのに便利な道具は、「検電ドライバー」とか「AC検電器」という通電機能を備えている器具が簡単に扱えて確認ができます。他にもいろいろなタイプが存在します。

検電ドライバーとはドライバーのような形をしていて、これはそのままコンセントに差すだけですので簡単です。検電ドライバー コンセント プラグ ケーブル極性

電圧がある方に差すと点灯し「非接地側」だとわかるもので、これだけで極性の確認ができます。
(当方所持品は、画像の様な普通のドライバーの柄に内蔵されているタイプです。)
コンセント プラグ ケーブル 極性拡大すると・・・コンセント プラグ ケーブル 極性

テスターで確認する場合は、アース付コンセント、またはアース端子付コンセントであれば、アース端子との電圧で判明します。
コンセント プラグ ケーブル 極性コンセント プラグ ケーブル 極性電圧が出ている方が「非接地側」となり、電圧が出ていない反対側が「接地側(アース)」となります。

わかりやすく図に書くと・・・。
(図の105Vは環境により異なりますので例です。)

コンセント 接地側
交流の測定時はテストリードの赤色(+)と黒色(-)は、コンセント穴と、アース端子どちらに挿しても問題ありません。

当家にはこんなコンセントがありました。エアコン用です。アースが2つあります。
アースがプラグ付の場合と、エアコン本体に直接アースできるようにと言う事でしょうか…。コンセント プラグ ケーブル 極性

機器極性本題は、このオーディオ機器のコードの機器側に差す方にはNとL表示があるのですが、電源コードのプラグ(壁コンセントなどに差す方)には極性指定がないので調べてみます。
※この場合はコードだけをテスターで調べればすむ話ですが、コードにも機器側に表示がない場合の調べ方としてご説明しております。
プラグ ケーブル 極性機器側にNマークがあるものの、プラグには極性指示がない。プラグ ケーブル 極性テスターを使用して機器の電源プラグの極性を調べます。

機器側にN記号があるのでコードをテスタで当たればいいのですが、念のためテスターを使用して測定電圧から機器の電源プラグの極性を調べます。テストリードの赤色(+)と黒色(-)はどちらをコンセント穴、または機器の金属部分に当てても問題ありません。

1. 機器の電源が切れた状態で、機器に接続している全てのケーブルを外します。
2. 極性の確認が取れている家のコンセントに機器の電源プラグを差し込みます。
3. 機器の電源を入れます。
4. テスターを交流電圧測定(AC交流[~記号] V電圧)モードにし、黒リード棒をコンセントの接地側に差し込んで、
赤リード棒を機器の塗装されていない金属部分に触れます。↓コンセント プラグ ケーブル 極性5. この状態でテスターで表示されている電圧を確認します。↑
6. テスターの赤リードを棒外して 機器電源を切ります。
7.今度は 機器の電源プラグを先ほどとは逆向きに差し込み、手順3~6を行います。コンセント プラグ ケーブル 極性2回目に差した電源プラグの向きの方が電圧が高かったので、プラグの差し込んだこの向きが非接地側になります。

極性 マーキングこれでプラグの差し込み向き違いを2種類計測したので、その測定電圧が低い表示の時の差込み向きが正しい極性になります。
最後に、電源プラグの非接地側にマーキングしておきましょう。
また、機器側で電源コードが抜けるタイプがありますが、どちらの向きでも差し込めるようなタイプは、プラグと機器側にも印が必要です。

このコードは抜いてしまうと、どちらだったかわからなくなる形状。コンセント プラグ ケーブル 極性

電源ケーブル非接地側(アース)側指示がない機器でも、電源プラグピンの根元に記号が入っていたり、コンセント プラグ ケーブル 極性電源プラグに刻印、記号が打ってあったり、
または、電源線の型式などが印字されている側であったり、(画像はPSEマークが打たれている)コンセント プラグ ケーブル 極性電源コードの被覆に白い線が入っている側であったり、
電源コードの被覆に文字刻印が打っている側であったり、・・・まぁ色々ある様子。
接地側がSというのもありました。↓コンセント プラグ ケーブル 極性

家にある家電の電源コードを見てみましたがほぼこのような楕円型の線で、白線とか文字印刷といわれてもこれではよくわかりませんね。↓
コンセント プラグ ケーブル 極性

それとプラグの接地側文字記号は、
コールド(Cold)は、「C」
グランド(Ground)は、「G」
ニュートラル(Neutral)は、「N」↓コンセント プラグ ケーブル 極性白(White)を「W」で表示してたり・・・のような感じです。
画像のはSでしたが、テスタで調べるとWとつながっていました。↓コンセント プラグ ケーブル 極性

▲Lはライブ(Live)の意味で非接地側の意味です。

機器側で電源ケーブルが抜けないタイプの極性を調べてみると、先ほどの様なケーブルに何らかの記号や印がある方が接地側でした。メーカで認識されているようですね。

ついでなので、テレビも調べて差し込みました。

家庭の200Vは?
100Vは接続が正しければ、コンセントの左側は感電しませんが下図のように、
200Vでは非接地側のみ使っており、接地側がありませんのでコンセントの両方感電しますのでご注意ください。

コンセント プラグ ケーブル極

家電製品の電流測定

電源がらみの話でしたので、こんなものを作っているのでこちらで掲載させて頂いております。
家電製品の電流計測するためのコードです。

感想オーディオ機器の極性を正しく接続できたことで精神的な気持ちではスッキリしました。
ただ当方の耳では音やノイズがあるとかは良くわからないのでスッキリしませんが・・・。
そして、家中のコンセント極性も確認できたので良いとします。

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