レザークラフト シートベルトのタング (バックル) カバーを作る BMW X1 F48 LCI 20i 後期

レザークラフト シートベレザークラフト シートベルト カバールト カバー

シートベルトを外し巻き取られる時にタングプレートが内装に当たることが多いですよね。
前のクルマでもタングプレートの金属部が当たり続けで細かい傷が無数に入りました。
目立つ部分ではないのですが、当たる時の音も良い気がしません。
その保護にはバックル傷防止シートに、タングプレートのカバーが市販されています。
そこで汎用のシリコン製のカバーを見つけしばらく使っていたのですが、このカバー装着はタングプレートに被せてからバンドを引っ掛けて留めます。汎用でもあることもありますが、シリコン製でぬるぬると滑る感じでピッタリフィットしないので特にバックルへ差し込む時は扱いにくいです。

汎用のシリコン製のカバーはぶかぶかで装着時にタングプレートとがすべる感じで使いづらい・・・レザークラフト シートベルト カバー タングプレートカバー材質は相手に傷が付かない素材で他に何かないかとネットで探すとレザー製のカバーがありました。しかし4個買うと5千円程・・・
そこで同じようなカバーを作ることにしました。製作の手間がありますがレザーを使います。
後席の真ん中の席のシートベルトは、収納時に当たる相手がないので対象外にします。

 

試作タングプレートの樹脂部分に紙を当てがいおおよその型を取ります。
ベルトは抜けないので半分ずつ型取ります。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート型取った両面の2枚を貼り合わせ、サイズと形を何度か作って良い大きさを決めます。
これには、レザー厚みと縫い代を考慮して型よりさらに2ミリ程大きくしました。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート

持ち手側の縫い合わせる部分この状態でソケットに差し込んで支障がないか確認します。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート

 

製作今回使うレザー厚みはどの程度の厚みが適当なのかわかりませんが、薄いのも布っぽくて安定しないでしょうし、逆に2mmまでも分厚くなってそこまでいらないかとも思い・・・1.6mmにしました。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート色は黒色。これは好みですね。
その代わり縫い糸を別の色にしてみます。

①出来た型は紙製なので型を写し書きしやすいよう厚みのあるボール紙に作り替えて、レザーに切るラインを写します。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート8枚型書き写します。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート②カバーは裏表同じ形で使えるので気にせず型紙通り8枚をデザインナイフで切り出します。

③まずは、真ん中にベルトが通る細長い穴を切り、装着時にタングプレートに被せる時に必要な切り込みを入れます。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート④縫う作業でレザー断面が綻びてこないようレザーの断面にトコノールを塗布し、ヘリ磨き棒で磨いておきます。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート⑤目打ちで縫い穴の目印を入れ、縫いやすいよう目印に細いキリを刺して裏面に貫通させておきます。レザークラフト シートベルト カバー タングプレートレザークラフト シートベルト カバー タングプレート淡々と8枚・・・
レザークラフト シートベルト カバー タングプレート⑤縫っていきます。
縫い糸は普通の糸でちょっと銅色な感じです。
初めにベルトの通る穴周辺を平縫い(波縫い)で縫います。レザークラフト シートベルト カバー タングプレートクルマでタングプレートに装着して切り込みどうしを縫い留めるために、縫い始めと縫い終わりの糸は短く切らずに、10cm以上の長さを残しておきました。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート⑥閉じる部分の縫い方は好みですが外周をクロスステッチと言う縫い方で縫いました。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート縫い始めの糸も先ほどと同様、クルマでタングプレートに装着してからの切り込みどうし縫い留めるために、10cm以上の長さを残しておきます。
1回目縫いの途中のタングプレートの出る部分は閉じないので平縫いを済ませて、一旦ここで縫いを留めておきます。これはクロス縫い後半の縫ってしまうと、もう片方の平縫いが縫いにくくなるためです。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート⑦もう一度1回目開始点の切れ目からクロス縫いの2回目を縫って行き、同じようにタングプレートの出る部分を平縫いします。⑧両面の平縫いが終わったら、後半のクロス縫いをします。
縫い終わったら、タングプレートに装着してからの切り込みを縫い留めるために、縫い終わりの糸を10cm以上の長さを残しておきます。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート➈最後にタングプレート口の両側を縫いが開かないよう縛って補強します。ポイント色として赤色にしてみました。

 

①クルマでタングプレートに被せてからレザーの切り込みを、縫い始めと終わりに長く残した糸で縫い繋ぎます。
プレート先端に被せて・・・レザークラフト シートベルト カバー タングプレート②両側を被せ・・・レザークラフト シートベルト カバー タングプレート③そして、根元側を被せます。レザークラフト シートベルト カバー タングプレート④これで縫い合わせて行きます。
ベルト穴側を裏側と表側をそれぞれ2ヵ所互いに縫い繋ぎます。
次に頭側の裏と表をそれぞれ2ヵ所互いに縫い繋ぎます。レザークラフト シートベルト カバー タングプレートこれが1個の作業・・・
4個すべて縫うこの作業だけで2時間経過・・・レザークラフト シートベルト カバー タングプレート

ベルト側を縫い留める作業は、シートベルトに針が刺さってやりづらかったです。
つなぎ留めの切り込みに隙間が出来ないようにレザーカバーを押さえながら縫い糸を締め留めるという作業はもうリピはない十分な経験をしました。

■出来上がった様子レザークラフト シートベルト カバー タングプレートレザークラフト シートベルト カバー タングプレートレザークラフト シートベルト カバー タングプレート

 

感想・装着した感想ですが、目打ち穴が少し大きかったのと糸が細かったために縫い目の並び方があまりきれいでないです。途中であまりの出来の悪さに投げ出しそうになったりしましたが、クルマに装着して見たら自分的にはそんなに悪くなく出来たと思いました。これは自己満足の世界ですので満足しています・・・。何でもそうですが諦めず続けるものですね。

・今回はレザーの厚みは1.6mmを使いましたので装着後にはタングプレートの厚みがやや増しました。この厚みのせいで違和感が出たわけではないですが、あまり厚くしたくないならレザーの厚みは1.2mm位でも良いのではないかと感じています。

・肝心の使用感ですが、シートベルトのバックルに装着する時、あのシリコンカバーの不安定さもなくしっかり手に持て装着できるようになりました。レザーの手触りも良く、センターピラーに当たる音も気にならなくなりました。

・製作時間は型から目打ち作業を全8枚と1個の縫い作業を1日近くかかりました。
その後、縫いを1日1個ずつのんびりと3日掛けて製作しました。クルマへの装着は約2時間かかりました。

 

材料(手持ち)

・レザー(ヌメ皮) 10cm×20cm 厚み1.6mm  2枚使用
・縫い糸(手芸用)
トコノール

 

工具デザイン ナイフ
・ハサミ
・カッティングマット
ヘリ磨き
目打ち
・ゴムマット
・縫い針
・ミニハンマー

 

 

■ ■ ■ レザークラフト 関連記事 ■ ■ ■

■過去記事

レザークラフト スマホのレザーケースを作る

レザークラフト 簡単なレザーキーケースを作る

レザークラフト シートベルト タングプレート カバーを作る BMW X1 F48 LCI 20i 後期(当記事)

スポンサーリンク


コメントを閉じる

ディスカッション

コメント一覧

まだ、コメントがありません

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


スパム対策のため、日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

この記事のトラックバックURL