低い回転座椅子を座りやすいよう高くした

回転イス高さ

実家にある回転イス
食卓テーブルではあまり使わないようなイスだと思うが、昔、処分すると聞いていたように思っていたこの回転イス・・・まだあった。これを親が気に入って食卓テーブルで使い出していた。
しかし、割と高さのある食卓テーブルで使うには回転イスの座面が低いため、マットに座布団を重ねて敷いて座面を高くしていた。しかもマットは4つ折りに畳んでまでして敷いている。当然、柔らかさが増し、座り心地は良くないようだ。低いと座る時も落ちるような姿勢になるし、立ち上がりも腰を上げる量が増えて踏ん張る負担が掛っているような感じです。回転イス高さ
このような回転イスで高さがある物はそうないように思うので、何かの方法で高く出来ないかと考察してみた。

調査
本人と他の高さのあるイスに座って良い感じの高さを探し出した結果、約8cm程度高くしたいという事になった。
はっ、8cm・・・かなり高くしないといけないな。
安全上、座って安定する事も考え、床面に接する円形の足元台の輪の部分に分厚い板を貼ろうかと思ったが、これではかなり重たくなることが想定され、掃除などでも移動の負担が出るので諦めた。

次に、イスを横に倒して回転部を観察すると、足元台と回転盤の取付いているこの間に厚みのある物を挟めば、先ほどよりも小さい物で済むので、重量も多く増えず支障なく出来ることがわかった。
挟む物として、木の板か、角材を考えましたが、やはり板では重量が増えるので、角材で四角い枠を作ってスペーサー的な物でして見ることにした。
木材は家に何とか使える長さの端材が見つかったので、あと必要な物は固定するボルトをこの高さ分貫通する長いボルトを買うくらいです。
他にいるものと言えば木ネジとか木工ボンドくらいなものでしょう。
 
分解
回転盤と円形の足元台を分離するため固定されている4本のM6ボルトを外します。
台が外れました。
と、勢いがついていたところに、このボルトを回転盤から抜こうとしたのですが、このボルトが長いため座面に当って抜けないのです。
しかたなく、座面と回転盤の固定しているネジ4本も外します。
結局全分解になりました。というか全部分解しなければならなかったのです・・・。
 
製作
高さを上げるスペーサーを製作します。といっても、角材で四角い枠を作るだけです。
強度を気にして、木工ボンドを塗ってから、木ネジで組み立てます。
角材の厚みが3.5cmなので、これにもう一段角材を重ねて、厚みが合計7cmになりますのでイスの高さが7cm上がります。
角材の長さですが、椅子のボルト穴間隔が13cmでした。この穴を枠の四隅にあけますから、穴が角材端ギリギリにならないよう角材長さに少し余裕を持って1辺を17cm(適当)にしました。
17cm2本、10cm2本にカットします。
ここで、ちょとしたトラブル・・・。角材2段目でも角材が足りるよう使い方を考えていたにもかかわらずどう測ったのか材料不足になってしまい、2段目は四隅だけになってしまいました。
まあ、四隅には、取付けのM6ボルトが貫通しますから外れることはないはずです。
組立が終わって四隅にイスの取付け穴の間隔に、ボルト太さよりやや大きめの穴をあけます。
穴あけで注意したいのは、木材2段重ねで7cmと厚みがあるので、穴が斜めに穴が開いてしまうとボルト間隔が変わって取付けれなくなります。
そこで枠の両面に穴位置を同じ位置にマーキングして、両方から角材1本の深さまで開けることにしました。
穴あけで多少斜めになっても、さらにもう少し大きい穴を通しであければ大丈夫だからです。
 
組み立て
購入したボルトM6-90mm回転イス高さ組立てた枠に回転台を乗せボルトを通します。
足元台と固定します。ナット、ワッシャーはイスに付いていたものを使います。
次に、座面を乗せて元のネジ、ワッシャーで取付ければもう完成です。
横から見ると高くしたことが丸わかり・・・色も合っていませんが、実際使う目線からは全然見えないので塗装はしないです。
 
感想
飲食時は、テーブルとの高さが大事です。
今まで折りたたんでまで稼いでいた姿勢にも悪いマットが外せ、低反発座布団だけでちょうど良くなったと喜んでくれました。
これで、おしりも沈むことなく安定し、食事も食べやすく快適に過ごしてもらえるでしょう。
 
購入部品
・M6ボルト 長さ9mm 30円×4本
 
材料(手持ち)
・木ネジ 長さ75mm ×4本
・木工ボンド

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