衣類乾燥機 衣類が乾かないので修理
全く乾いていない。でも、ドラムは回転している。
当家での洗濯物の乾かし方は衣類乾燥機に入れる前に、洗濯物を天候が曇りでも風があればテラスで、風のない日は浴室乾燥機の涼風モードで風を通して水分を出来るだけ飛ばしてから衣類乾燥機を使うようにしています。
なので、後少しの水分が乾かないのはおかしい。
実はこの衣類乾燥機、この家(建物)より古い年式で、故障しても仕方ない年頃。
今の家では浴室乾燥機が使えるので、あまり使わなくなっている。
でも、少量の場合は衣類乾燥機の空間が狭いので速く温まり効率が良いので、こういった場合には速く乾くので使っています。
ドラムは回転しているのでヒーター関係を疑った。
裏フタを外して調べたいが、乾燥機台から下ろすのは面倒なので乾燥機台との固定ネジを外して、乾燥機台の上で裏向きに回転させた。
①裏フタを外した。おっ、いきなり目に飛び込んできた。丸ベルトが切れている。
この丸ベルト、ドラムを回転させているのではなく、この大きなファンを回して送風をしているようです。
ベルトかー。古い機種なので部品あるかなー。
で、ヒーターの疑いもあるので確認したいところだが、裏ではヒーターもヒューズも電気回路系が見当たらない。
ということは、前面を開けなくてはならなかったか・・・。また本体を回転させる。
②前面パネルを外しに掛かる。側面と衣類投入口周りのネジを外したが、外れない。
どうもドアも外さなければならない様子。ドアヒンジを外してからドアを取り外した。
次に前面パネルを外そうとしたが、本体と操作部が配線でつながったままで外せない。
といって、この配線のコネクタを外すと、動作確認と測定が出来ない。
よく見ると、前面パネルから操作部が外れる様子。
ということで、前面パネルを外す前に、この操作部だけを外せたのでした。
操作部だけ外せば配線外さずに回路チェックは出来たのですが、ここで完結していたら切れていた丸ベルトには気付かなかった事になっていたので、良いとします。
②ヒーターは低い抵抗値があって切れてはいない様子。
う~ん。良いうことは、先の丸ベルトが切れていて温風が出ていないだけだったか?
③1分くらい運転をしてから、温風が出ると思われる場所に手を当てると、う~ん暖かい。
今回の乾かなかったのは、おそらく丸ベルト切れによって送風ファンが回っていなかったことが原因のようです。
そうなると、送風されずにヒーターだけ通電していたということになるのですが、過熱でヒーターが切れたり、ヒューズが切れたりしないものなのかと…?
それとも、回路図にある温度センサーが働いていたのかと思うもこの機種はファジータイプで、ドラム内の温度を見てコントロールするセンサーと思うので過熱には関係ない様にも思います。
開けたついでに、溜まって積もったホコリを掃除機で吸い取ります。細かい所は、古歯ブラシなどで擦りながら吸います。
ヒーターも見てみました。カバーで覆われているのできれいでした。
やる気が失せたのは、送風ファンのホコリ・・・溝の数が多く、溝が深く・・・でもこんな時でないと掃除なんてしませんから、頑張ってシェーバー付属の毛の長いブラシで掃きながら掃除機の吸い口を持って、一つ一つ溝のホコリをかき出しました。
外は、雑巾で拭き取って今日は終了ですが、もしベルトが入手できなければ、掃除が無駄な労力に・・・。
いやなことを後回しにするのが嫌いな当方なもので掃除は済ませておきました・・・。
諦めかけながらネットで「乾燥機丸ベルト」と検索・・・・結構引っ掛かってきます。でもよく見ると、代用とか互換品ばかり・・・まぁ切れずに使えるならいいのですが、としばらく色々と検索していると、どうも純正の様なベルトを見つけました。色も同じです。値段も変わりないのでこれを注文しました。
丸ベルトを装着しますが、真ん中の縦方向の鉄板を浮かさないとベルトが輪なので装着できません。
上のネジを1本外します。
次に下のネジも外します。特にドラムの位置がずれるようなこともありませんでした。
丸ベルトを細長い鉄板にくぐらせて、左下のモーターのプーリーへ引っ掛けます。上下のネジを再び締めて鉄板を留めます。簡単なのですぐに終わりました。裏ブタを閉めて試運転です。
復活です。ドラム内部がほんのりと温まりました。明らかに暖かくなりましたので、乾燥機台に固定し終了です。乾燥できるような温度になるか、もう少し運転して温度を確認します。
3分ほど運転したところ、衣類が乾くような温度になっていますので問題ないでしょう。
・ドライバー
・テスター
コメントをどうぞ