東芝 REGZA ブルーレイレコーダー D-BZ510 WAIT不具合の予防とハードディスクをSSD 1TBに換装

この機種のハードディスクの容量は320GB
家族の使用機種ですが、録画をしたまま録画データを放置していると、やがて肝心の時にデーターフルで録画することができなくなります。
視聴したら消すか、残したいのはディスクにダビングしていかないとこのようになります・・・。
ハードディスクの増量をするためには、もう1台の東芝レコーダーD-B1005と同じようにメンテンスモードで登録すれば、簡単に登録でき増量が出来る様です。このような情報を検索していると、
出てくる出てくる・・・
電源落ち、
WAIT表示を繰返し、
WAITで点滅したまま・・・とか
当機はそのような症状は出ていませんが、古い機種には気になる話です。
このようなWAITのまま進まない症状の原因は、どちらも電源基盤にある3300uFの電解コンデンサの劣化が原因で当時の兄弟?機種にはリコールがあった様です。
容量アップをSSDにするのと、予防として電解コンデンサを交換することにしました。
このような症状に一番影響すると言われているのが、2次側平滑の電解コンデンサだと分かる大きなサイズの容量3300μFの電解コンデンサ1個・・・黄色のトランス隣りにあって、+15V用で その隣の2200μFが+5Vの電源用のようです。
交換するのはこの3300μFと2200μFの電解コンデンサで良いようですが、後々の事を考え安心して使えるように電源基盤の全部のコンデンサすべて交換するのが最も確実で安心です。
電解コンデンサは生産国があちらの国が多い上に、レコーダー年数でのコンデンサの寿命を考えると怪しい年数です。
一般的によくある話として、あちら国製の電解コンデンサの質が悪いというのは当たり前の話になっています。以前にもちょっとした回路を購入し動作しないので調べたら、既に容量抜けというひどい物がありました。
このレコーダーの電源基盤上の470μ 200vを除く全電解コンデンサ14個を交換します。
👉この電源基盤に実装されているコンデンサは、
トランス横の遠い方から順に、
220μF 6.3V (85℃)
100μF 6.3V (85℃)
47μF 35V (85℃)
330μF 25V (85℃)
3300μF 10V (105℃)
2200μF 25V (105℃)
2200μF 25V (105℃)
47μF 6.3V (85℃)
220μF 10V (85℃)
330μF 25V (85℃)
100μF 25V (85℃)
100μF 25V (85℃)
47μF 16V (85℃)
220μF 16V (85℃)
こうしてみると、3300μF 10V のコンデンサって15V電源用とのことですが・・・耐電圧はこれで良いのか?
という不安もあり全てコンデンサの耐電圧を上げ、ついでに105℃になっている3300μFと2200μF以外の耐温度が85℃の物はすべて105℃仕様に替えます。
👉新しく実装するコンデンサ
種類が減っているのは耐電圧を上げて揃えているためです。
220μF 25V (105℃) 3個
100μF 35V (105℃) 3個
47μF 50V (105℃) 3個
330μF 50V (105℃) 2個
3300μF 35V (105℃) 1個
2200μF 25V (105℃) 2個
▲ここでの手順は、全分解をして全部掃除をしますので、これを見て頂いている方には必要な個所をつまんで見てください。
▲必ず電源コードはコンセントから抜きます。
▲B-CASカードが挿入されていたら抜いておきます。
①天板カバーを外します。
左右側面各1ヶ所、裏面5ヶ所の計7本の黒色ナベネジ(短)を外し、天板カバーを後方へスライドさせて外します。
②前面パネルを外します。
これは、ハードディスクを外すには前面パネルを外さないと無理です。(Panasonic DIGAも同じでした。)
まず、前面パネルにつながっている白いフラットケーブルを抜きます。HDDとBDドライブ間にある幅の狭い方の根元に見える丈夫な水色部分を引っ張って抜きます。
③前面パネルは7ヶ所のツメで止まっていますので、ロックツメを全部浮かします。
ツメの場所は、
・上面に2ヶ所
・両側面に各1ヶ所
・底に3ヵ所
全部を浮かす楽な方法は隙間に順に紙などを挟んでいきます。
④前面パネルを前に引いて外します。
⑤前面パネルに付いている表示計の基盤のタッピングネジ(長)4本を外して、前面パネルから基盤を外します。(前面パネルを洗浄するためです。)
⑥電源基盤にある黒色四角形の樹脂製の高電圧部のカバーを外しますが、先にこのカバーの側面にファンの赤黒色線が引っ掛けてあるので外します。
対角にあるタッピングネジ(長)2本を外します。このカバーはツメで引っ掛かっていますがすぐ外れます。
⑦裏面の排熱ファンを外します。基盤上の白いコネクタを外してから、裏面の黒色タッピングネジ(長)2本を外します。
⑧ハードディスクを外します。ハードディスクに差し込んである黒色のコネクタを2本抜き外します。
➈HDDを取り外すために周辺にあるナベネジ(長)5本を外すと、取り付け台ごと外れます。
⑩外れた台を裏返して皿ネジ4本を外してHDDを台から外します。
⑪先ほどのHDD固定ネジ5本が電源基盤と共締めになっていたので、電源基盤は電源コードと黄色いトランスの近くにある残りのナベネジ(長)2本を外します。
これで電源コードごと電源基盤は外れます。
⑫電源基盤と緑色のチューナー基盤と接続している金属製のコネクタ3ヵ所をゆっくり引き上げるように抜きます。
まず、画像の〇印の両端を均等に少しだけ引き上げ、その後に□印の真ん中にあるツメを少しだけ浮かします。再度〇印の両端を均等に持ち上げれば抜けます。
⑬電源基盤が外れた後に、⑥で外した電源基盤上にあった高電圧部の黒色カバーの下部分があるので外します。
⑭BDドライブ(ブルーレイ)を外します。BDドライブと基盤とつながっている幅の広い白色のフィルムケーブルを、水色の丈夫な部分を持ち引き抜きます。隣のフィルムケーブルも後で抜くのでここで抜いておくと良いでしょう。
BDドライブ裏面の白いコネクタを抜きます。(先にドライブを外した方が楽かもしれません。)
側面のフックに掛かっているので外します。この線は電源基盤側では抜くことができません。
BDドライブ裏面の白いコネクタを抜きます。
⑮BDドライブ周辺にあるナベネジ(長)4本を外すとドライブが外れます。
⑯アナログ基盤を外します。
手順⑭で外していなければ緑色のチューナー基盤に差さっている白色のフィルムケーブルを水色の丈夫な部分を持ち引き抜きます。
茶色基盤のナベネジ(短)2本を外します。
この基盤は本体裏面のネジも外さないと外れません。裏面の映像音声出力端子のピンジャック端子間の黒色タッピングネジ(長)2本と、D端子上にある黒色タッピングネジ(長)1本の、計3本のネジを外します。
これでアナログ基盤が外れると思いますが、外れない場合はケースの裏面板に基盤が引っ掛かけてあるので最後の手順⑱で外れます。
⑰緑色のチューナー基盤のナベネジ(短)4本を外します。
この基盤は裏面のネジも外さないと外れません。
HDMI端子上の黒色ナベネジ(短)1本と、光端子上の黒色タッピングネジ(長)1本を外します。
HDMI端子の上のネジ
光端子の上のネジ
アンテナ端子間のネジ
続いて、アンテナ端子の間にある黒色ナベネジ(短)2本を外しますが、アナログ基盤同様、ケースの裏面板に基盤が引っ掛かっていて外せないので、次の手順⑱で外れます。
⑱アナログ基盤とチューナー基盤を外すためには、裏面の底面にある黒色ナベネジ(短)2本を外して、ケースの裏面板を外します。
ケースの裏板が外れました。
これでアナログ基盤と、チューナー基盤も外れレコーダーの全分解はこれですべてになります。
後は、基盤や電子部品以外を水洗い、基盤は静電気の発生しにくい自然由来のブラシや綿などの布でほこりをふき取ります。
もぬけの殻となりました。
全分解した様子
電源基盤上の電解コンデンサはどれも膨らんでも、液漏れもしていない様子で、周辺の電解コンデンサにも外観上の異常は見られませんでしたが、予防措置として交換します。
交換する14個のコンデンサを外して行きます。13個は集中した範囲にあります。
後の1個は、B-CASカードスロット近く
次の点に注意しながら作業します。
・外すにあたってははんだ量が少ない所は、部品の足が出ている丸い形状部分の「ランド」と呼ばれる部分に、はんだこてをあてても中々溶けないので、呼びはんだと言って新たなはんだを足してやることで溶けます。
・ただし、足す量を多くならないようにします。多いと隣に流れてシュートする原因にもなります。
・はんだこて先を長時間あてるとパターンが剥離する可能性と、はんだが酸化して溶けにくくなってしまいますから、こて先に熱したはんだ付けて外したいランドに投入し溶けたその隙に抜きに掛かると外れやすいです。
・穴がふさがった、乗っているはんだ量が多い場合は、はんだ吸い取り線(ソルダーウィック)を使い、こて先ではんだ吸い取り線を温めて余分なはんだを吸い取ります。
まず初めに気になる3300μFを外すと基盤面がやや茶色になっていて怪しい兆候でした。いずれ起動しなくなる所だったかもしれません・・・。
確認も含めて一度に外さず1個ずつ値を確認しながら順に外していきます。
電解コンデンサの容量と、極性をよく確認して取り付け行きます。
電解コンデンサ交換の長い方が+で、マイナスは外装フィルム側面に記載があります。(逆性は破裂の恐れ)
外す前なら電解コンデンサ自体の側面に−の記号がありますし、外した跡の部品面にはマイナス側を示す白〇印がプリントされています。
裏側のはんだ面(緑色面)には見難いですが+記号がプリントされています。
間違うのが心配なら交換前に画像を撮っておくのも良いでしょう。
当方の場合ですが、全部の電解コンデンサのはんだ付けを終えても、電解コンデンサの足(リード)は切らずに残しておきます。その意味は・・・
長い方が+ですので、全て交換後にはんだ面の+記号と合っているかを確認し、
部品面では電解コンデンサの側面の−と基盤面の白〇印とが一致合しているかを確認します。
極性と容量の付け間違いがなければ、電解コンデンサの足(リード)を切断します。
全14個1時間かからず終わりました。
・電源基盤や配線を元通りに取付けます。
本体の電源ボタンをオン・・・すると、WAIT表示が出て一旦電源が落ちますので、再度電源を入れると・・・チャンネル数表示になり無事に起動しました。(WAIT不具合の予防でコンデンサ交換したために起動しなかったら後悔極まりないです・・・。)
起動が出来ましたので、興味本位で手持ちの2TBのHDDを使いクローンを試してみます。
まだ本体にHDDが付いている状態でしたら、
①HDDのケーブルを2本抜く
②HDD周辺のナベネジ5本を外して取付台ごと外れる
③HDDから取付台を裏返し皿ネジ4本外しHDDを分離
④HDD台のスロット1にBDレコーダーの320GBのHDDを差し込みます。
(スロットと元か新HDDを取り間違えるとデータが消えてしまい、元には戻せません。よく確認です。)
⑤スロット2にデータを書き込む新たな2TBのHDDを差し込みます。
クローン開始
進行中・・・
もう少し・・・1時間40分程で終わり元の320GBから2TB容量へエラー無くクローンはできました。
レコーダーに接続して電源を入れると、
WAITと出てしばらく待つ・・・
システム設定中・・・と出る
レコーダーはチャンネル表示になり、
再起動するも・・・
ドライブ異常が出て使えませんでした。
これは期待していなかったので想定の範囲です。
これはやはり、ネット情報にあるメンテナンスモードでHDDの登録が必要なようですが、現在の320GBから増量という手段は、新たに別のHDDを登録してしまうと元の320GBを本体は忘れてしまうので入っている録画データも視聴できず、また2TBへも録画データは移せず・・・。どちらにしても録画した視聴データはもう見ることはできません。
その録画データは前もってブルーレイディスクにダビングするしかありませんが、残したい録画データばかりで満杯だとディスク枚数もいるし、ダビングも1、2日でも終わりません。録画モードによっては、高速ダビングにならない事も多いです。これは相当な手間で・・・いったい誰がダビング作業をするのか・・・怒。
クローンだけは失敗に終わったので、今度はメンテナンスモードでフォーマットができたとして、2TB全容量を認識するのか?という所です。
クローンした2TBハードディスクを本体でフォーマットし登録できるか試してみます。
①SATAと電源コネクタをHDDに接続します。
②電源プラグをコンセントに差し込みます。しばらくWAIT表示点灯して電源が一旦切れますので、オフのままにしておきます。
③前モデルのD-BZ500と違って、D-BZ510の場合は、
本体電源オフ状態で本体の「停止ボタン□」を押したままで「電源」スイッチを10秒以上長押しすると、サービスモードに入ります。
(前モデルのD-BZ500は、「停止ボタン□」を「チャンネルボタン▽」に置き換え操作になります。)
④表示された画面の5番の「HDDフォーマット」をリモコンで選択します。
リモコンの◀ボタンでで「はい」を選択し、「決定」ボタンを押します。
「フォーマットが終了した」と出たら、電源を切るよう言われます。
⑤再度メンテナンスモードに入り、6番のシリアル更新を選択し決定・・・
・・・即、NG と出ました。
やはり320GBのレコーダには2TBは認識しないようです。
(レコーダーが6倍になれって荷が重い。と言っているような・・・)
2TBにできないなら1TBどまりとなりますが、同じハードディスクでは物足りないのでSSDの1TBに換装します。
①SATAと電源コネクタをSSDに接続します。ここでは仮接続状態で固定していません。
②電源プラグをコンセントに差し込みます。しばらくWAIT表示点灯して電源が一旦切れますので、オフのままにしておきます。
③本体電源オフ状態で本体の「停止ボタン□」を押したままで「電源」スイッチを10秒以上長押しすると、サービスモードに入ります。
④出ている画面の5番の「HDDフォーマット」をリモコンで選択します。
リモコンの◀ボタンでで「はい」を選択し、「決定」ボタンを押します。
「フォーマットが終了した」と出たら、電源ボタンを押して終了するように言われます。
⑤再度、電源をオンにしサービスモードに入り、6番のシリアル更新を選択し決定押します。
・・・即、OK と出ました。
これで録画時間が3倍に増量されました。
そして、かんたん設定に進めればもう大丈夫でしょう。
⑥SSDを固定します。といってもHDDとは穴の位置が違うので1本だけネジで固定し、他は角に両面ブチルテープで貼付けました。重量が軽いので問題にならないでしょう。

本体を全分解掃除したので、リモコンもきれいに全分解掃除です。
①裏面のネジを3本外します。
②ケースを開きます。
続いて表パネルを外すとこのようになります。
想像していたより異常にきれいでした。せっかくなので進めていきます。
③ボタンシートを外すと緑の基盤が見え、上下左右のボタンと決定ボタンも外れます。
④緑色の基盤も外れます。
⑤チャンネルボタン部分の開く中にある4本のネジを外します。
⑥こうなります。
⑦基盤以外をブラシで洗いました。
・2TBHDDのフォーマットはできたものの、シリアル更新がNGとなって認識しませんでした。
この機種のように元が320GBだと認識するのは1TBが上限のようです。(当時2TBが存在していなかったからか・・・?)
・この機種では別のHDDをクローン(丸ごとコピー)してでは認識しないですが、クローンをする必要はありません。
レコーダーのサービスモードで、パソコンで使っていた普通のHDDがそのまま認識されます。
・SSD(1TB)もサービスモードで認識しました。
・WAIT対策で行った全電解コンデンサ交換は、基盤パターンを傷めないように隣とショートさせないようにと神経使いました。
当面電源は安心です。
・HDD増量は1TB留まりとなってしまいましたが良いことも起きました。それはSSDにしたことでHDD時のもっさり操作が軽くなりました。
・ドライブが故障しても録画データを気にしなければ、HDDやSSDを登録できるのは今後のドライブ故障時には良いことです。
・手持ちの認識しなくて使えなかった2TBハードディスクは、1TB機種のD-B1005Kでそのうち換装してみたいと思いますが、その内と言うのは、D-B1005Kの1TBには、ぎっしり録画データが溜まっていて、使っいる者はこれら全部消したくないそうで・・・またディスクにダビング作業かと、頭が痛いです。
・電解コンデンサ
220μF 25V (105℃) 3個
100μF 35V (105℃) 3個
47μF 50V (105℃) 3個
330μF 50V (105℃) 2個
3300μF 35V (105℃) 1個
2200μF 25V (105℃) 2個
_____________________
合計14個
・使えなかった2TB ハードディスク
・SSD 1TB
・M3ネジ 1本 (SSD固定)
・両面ブチルテープ (SSD固定)
・はんだこて
・はんだ吸い取り線(ソルダーウィック)
・ドライバー
・ニッパ
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