BMW X1 F48 前期と後期のちょっと気が付きにくい変更部分のまとめ

右は前期M Sport 左は後期xLINE
BMW X1 F48 前期と後期の
ちょっと気が付きにくい変更部分のまとめ

わかりやすく言うと、マイナーチェンジ前である現行モデルの一部仕様をマイナーチェンジを待たずにフライングで変更しているような感じですね…。

これは、フルモデルチェンジ前でも同じでした。フルモデルチェンジの時期が近づく頃になると、現行モデルの一部の仕様を変更してくるんです。そして、この変更になった仕様は次期モデルにもそのまま装備されています。昔はエンジンもそうでした。前モデル後期で変わったエンジンは、フルモデルチェンジしても同じだったり…。ちょっとガッカリですね。今はそんな事ないようですが…。
といった様なことはめずらしいことではなく以前からあったことです。
一部仕様変更もそうですが、マイナーチェンジには良いこともあります。例えば上位モデルにしかなかった仕様が標準設定されたり、オプションだった装備が標準になったりすることもあります。
個人的にマイナーチェンジには次期フルモデルの一部仕様が先に付いてくる仕様や装備もあるので、価格が極端に上がらなければお得に感じます。
そして、先ほどの話のように前期モデルは、2018年5月にかなりの数の見た目の仕様変更があって今回のマイナーチェンジの際もそのまま装着された仕様も書いています。
▲ ご注意
このページ情報は、年式、生産時期、モデル等により異なる場合があるかもしれませんのでご了承ください。この記事以降も変更になる可能性もあります。ご了承ください。
👉違いの前に F48モデルのラインアップの歴史 を簡単にまとめてみました。
1.F48のデビューの2015年10月の国内の販売開始当時はガソリン車のみで、18dディーゼルはまだラインアップにありませんでした。
・販売開始当時のラインアップ
18i(FF)とスタンダード、xLine、M Sportの3グレード
20i(AWD)も、スタンダード、xLine、M Sportの3グレード
25i(AWD)は、xLine、M Sportの2グレード
2.2016年に18d(AWD)ディーゼルが販売となりました。
そして、ガソリン車の18i(FF) のみトランスミッションが6速ATでしたが、この頃に7速DCTに変わっています。
3.2019年10月に後期モデルがデビューし、販売開始時のラインアップは前期モデルと同じでしたがその中でも、20i(AWD)と、25i(AWD)は受注生産となり、20iのスタンダードはなくなっています。
4.しかし後期デビュー後1年早々で、25i(AWD) が販売終了。しばらくして今度は 20i(AWD) も販売終了になり、ガソリン車モデルは18i(FF) のみとなり、これでガソリン車のAWD車はすべてなくなりました。
5.時期が不明ですが、この辺りで18i(FF) のスタンダードとM Sportが、18d(AWD) のスタンダードがそれぞれ販売終了になりました。
6.2021年夏頃には、
18i(FF) は、xLine 1グレードのみ、
18d(AWD)は、xLineとM Sport の2グレードのみとなり、
F48モデル末期の時期だとしても少し早い気がしましたが…。 最終的に次期モデルのU11が販売された23年2月(半年ほど遅れた?)までの1年半以上もの間はさみしいラインアップとなりました。(オプションが標準化されて買い時ではありましたが。)
F48の販売期間は半導体不足の影響なのか少し長くなり、次期モデルの日本導入は(ドイツ本国もずれていた様子)BMWではよく見られるモデルチェンジサイクルの7年程(モデルと年代によってはそうとも言えませんが。)と思うのですが、その年数より半年程長い7年半程販売されたモデルとなりました。
▲(以上の内容に記載の時期などの情報および、個人的な思いを含んでおりますので正確性に欠ける場合があります。)
👉それでは、ここからはちょっと気が付きにくい前期後期の違いです。
■前期と後期のインテリア
1.ダッシュボード上下に2本幅方向にステッチが入った。(運転席右端まで)(スタンダードは無し)
「左:前期」 「右:後期」
(画像はM Sportで、ステアリングとシート形状、パネル色が専用)
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2.アンビエントライトの変更できる色数が増えた。
・アンバー色とホワイトの2色から、アンバー、ホワイト、レッド、ブルー、バイオレット、グリーンの6色に変更できるようになった。
・明るさもより明るくなった様子。
「左画像なし:前期」2色 「右:後期」6色 (画像は青色に設定の様子)
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3. インテリア・トリムの標準色が変更になった。
・xLine:パール・ダーク・トリム/パール・ クローム・ハイライト(実物は銅色とピンク色が混ざった感じで淡く明るい色)
・M Sport:ファイン・ブラッシュド・アルミニウム・トリム/パール・クローム・ハイライト
(スタンダードは変更なし。)
「左:前期」 「右:後期」(真中は日陰の色合い、右は晴れの色合い)
・ブラックパネルのメーターパネル(オフ時真っ黒なのが、エンジンスタートでメーターが光り出します。) そして、夜間照明色がオレンジから白っぽくに変更されている。(下記画像)
「左:前期2018.5以前 (画像はM Sport)」 「右:前期2018.5以降および、後期」
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これにともないiDriveダイヤル上面での手書き入力はできなくなったので手書き入力はタッチパネル上で行います。
■次は、インテリアで前期モデルが2018年5月頃に仕様変更をしてそのまま変わらずマイナーチェンジ(後期)にも引き継いだと思われる仕様です。
▲ご注意:この情報は、年式、生産時期、モデル等により異なる場合があるかもしれませんのでご了承ください。
1.ディーゼルのシフトノブがガソリン車と同じに。機械式が電子式になったからか・・・?
デビュー当時18iモデルは6速ATだったからか?(国内取材の雑誌でも確認できた。)
(初代X1に良く似たシフトに戻った・・・。)
「左:前期2018.5以前」 「右:後期」(18iは7速DCT、ディーゼルおよび、20i,25iは8速AT)
後席もわずかに変更があったときいたが・・・良くわからない。
また、3気筒、4気筒車によっても異なると思います。
「左:前期 ガソリンエンジン」 「右:後期 ガソリンエンジン」
・全室内照明がLED式となった。(電球っぽい発光色ですが・・・)
白く明るくしたいと思って部品を購入される場合にはご注意ください。

1.フロント電動シートが標準となった。
(※前期モデルの2018年5月頃にこのように変更されていたかもわかりません。)
・オプションで、サイドウインドーフレームモールディングの素材が、サテン・アルミニウム色を設定できるようになった。(2021年5月頃からは、オプションのコンフォートパッケージを選択で装備)
後期になって標準ホイルでデザインが変更されたのはxLineのみです。オプションホイルはxLineとM-Sportsが変更されています。
良い話ばかりでありません。なくなった装備も・・・
・前期モデル途中の2018年5月辺りからなのか、2019年のマイナー(LCI)からなのかは不明ですが、
ニーズの調査で、というよりコストダウンでしょうけど車両価格には微々たるものだと思うのですが・・・。
■後期モデルは2021年5月頃大きく変わったことがあります。
・ガソリンモデルで受注生産だった、20i (x-Drive)モデルの販売が終了になりました。これでガソリン車でのx-Drive車はなくなりました。
・一番の目玉は、ディーゼルエンジンモデル(と言っても18dしかありませんが)に、今までオプションだった装備が標準になりました。それは、前席電動シート、ドライビング・アシスト・プラス:アクティブクルーズコントロール(ACC)、オートマチックテールゲートが標準装備になりました。かなりお得です。
・ただ、後席のスライデイング・リア・シートは装備されませんので、オプションのコンフォート・パッケージを選択しなければなりません。
・また、オプションの組み合わせもかなり変更されています。
・BMWは頻繁にこのようなことをするので、購入するタイミングで泣いたり笑ったりさせられます。
私の場合は、x-Lineの標準シートでありながら、オプションのレザーシートを選択しないと装備されないシートヒータ(前席のみ)が付いて来たという珍しいことにもなっています。(前期モデルではオプションのコンフォート・パッケージを選択していると標準シートにシートヒーターが付いてきます。)
■海外モデルのオプションは?
日本ではほぼ複数での抱き合わせとなっていていらない装備が付いて来たりします。欲しいオプションが一番高い価格の物ならまだしも、ちょっとしたオプションが欲しいために高額なオプションがついてくるのは勘弁してほしいですね、、海外では日本と違い、オプションは単品や少ない点数の組み合わせで選べるようになっていました。どこの国かは不明ですが・・・。
わかった範囲ですが、
・12スピーカー ハーマンガードン
・ワイヤレス充電とWi-Fiホットスポット
・シートヒーターとステリングヒーター
・スライドリアシート、リクライニングリアシート
・M-Sport サスペンション (日本ではM-Sportsモデルのみ標準装備)
・フロントスポーツシート (日本ではM-Sportsモデルのみ標準装備)
・・・と、調べて気が付いたことが。
後期モデルカタログのEQUIPMENT HIGHLIGHTS.ページに載っている写真に不思議なシートがあります。 (設定ないものを載せないでと思いますが。)
その不思議なシートとは、柄はxLine、形はM-Sportsシートなのです。
これって先ほどの単体オプションの「フロントスポーツシート」というのがおそらくこれの事なんだと思います。納車待ちの間これはいいなとカタログを眺めていましたが、日本導入モデルでのスポーツシートはM-Sportsに標準のM-Sports専用タイプしかなく、この不思議スポーツシートはどのモデルにも設定がありません。その価格は$400とあります。これは欲しいです・・・。
また、日本では標準装備なのがオプションだったりするものもありました。
・オートマッチックパークアシスト
そして、日本では設定のないもの
・フロントシートランバーサポート
これちょっと欲しかったりします。免許取っての最初に乗った国産車にあって気持ちよかったので。
パッケージオプションとしては、
・プレミアムパッケージとやらがあって、ヘッドアップディスプレイ、シートヒータとステリングヒーターのセットの構成。どこがプレミアムなのか、もひとつピンときません・・・
・おもしろパッケージ・・・ではなく、
正しいパッケージは、convenience package(快適?パッケージ)
自動防眩バックミラー、自動防眩ドアミラー、ユニバーサル ガレージドアオープナー です。
確かにどれも快適品ですね。国内モデルは自動防眩バックミラーと自動防眩ドアミラーは標準装備になっていますが、ユニバーサル ガレージドアオープナーは、ガレージのシャッターをクルマと通信し連動して開閉してくれるものですが、日本仕様には設定はありません。
これらのオプションはごく一部だと思います。その国のニーズや要望、日本でいう道路運送車両法(法令や保安基準)などに合わせて国それぞれでこのような構成や導入になると思いますので、探せはまだまだ出てくるでしょう。
・ルームミラーでちょっと。国内モデルはETCが内蔵されているので海外モデルとミラー形状が異なっています。
国内は台形型で、海外では逆台形型で少し丸みを帯びた感じです。(カタログに載っています)
国内モデルの形はモニタ画面の形状と似ているので個人的にはこちらの方が良い感じだと思っています。
・在庫品処分?
不思議な構成も見かけました。後期型モデルではディスプレイが10.25インチになったのに、前期の8.8インチが装備されているのもあるんです。その国でのエントリーモデルなんでしょうか?
そういえば、後期モデルのカタログに掲載されているスタンダードモデルもそうなのでしょうか?(テールライト:前期型、ヘッドライト:キセノンライト?)
これってまだ、前期型の部品を生産しているのか、在庫品を処分しているのか?どうなのでしょうか?
多国販売車は不思議がいっぱいです。
おわり・・・
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