BMW X1 F48 前期と後期のちょっと気が付きにくい変更部分のまとめ

BMW X1 F48 前期 後期

 BMW X1 F48 前期と後期の 
 ちょっと気が付きにくい変更部分のまとめ 

 BMW X1 F48 LCI フロントバンパー ラジエーター 吸気 冷却2019年10月(国内販売開始)に、X1 F48がマイナーチェンジをしましたが、2015年のフルモデルのデビュー当時の仕様と比較すると、前期中でも仕様が変わっている部分があることがわかりました。このようにマイナーチェンジする前にも仕様がいろいろと変わったりするんです。これはBMWでの経験上、個人的に感じたことです。(他メーカの事は良くわかりませんけど・・・。)
わかりやすく言うと、マイナーチェンジ前である現行モデルの一部仕様をマイナーチェンジを待たずにフライングで変更しているような感じですね…。BMW X1 F48 LCI フロントバンパー ラジエーター 吸気 冷却
  これは、フルモデルチェンジ前でも同じでした。フルモデルチェンジの時期が近づく頃になると、現行モデルの一部の仕様を変更してくるんです。そして、この変更になった仕様は次期モデルにもそのまま装備されています。昔はエンジンもそうでした。前モデル後期で変わったエンジンは、フルモデルチェンジしても同じだったり…。ちょっとガッカリですね。今はそんな事ないようですが…。
といった様なことはめずらしいことではなく以前からあったことです。

一部仕様変更もそうですが、マイナーチェンジには良いこともあります。例えば上位モデルにしかなかった仕様が標準設定されたり、オプションだった装備が標準になったりすることもあります。
個人的にマイナーチェンジには次期フルモデルの一部仕様が先に付いてくる仕様や装備もあるので、価格が極端に上がらなければお得に感じます。

しかし、フルモデル後(前期)は4年程度でマイナーチェンジをし、マイナー後(後期)は3年程でフルモデルチェンジをするようなサイクルなのでマイナーチェンジ後を購入するのは悩ましい時期ではありますが・・。
 話が長くなりましたが、ここでカタログでは分からない、または、あまりアピールされていない変更になった部分を、当方が気付いたものだけ少ない内容ですがお伝えします。また、動作仕様など操作やソフト面は調べられないのでご了承ください。
そして、先ほどの話のように前期モデルは、2018年5月にかなりの数の見た目の仕様変更があって今回のマイナーチェンジの際もそのまま装着された仕様も書いています。

 ▲ ご注意  
このページ情報は、年式、生産時期、モデル等により異なる場合があるかもしれませんのでご了承ください。この記事以降も変更になる可能性もあります。ご了承ください。

 

👉違いの前に F48モデルのラインアップの歴史 を簡単にまとめてみました。

1.F48のデビューの2015年10月の国内の販売開始当時はガソリン車のみで、18dディーゼルはまだラインアップにありませんでした。
・販売開始当時のラインアップ
18i(FF)とスタンダード、xLine、M Sportの3グレード
20i(AWD)も、スタンダード、xLine、M Sportの3グレード
25i(AWD)は、xLine、M Sportの2グレード

2.2016年に18d(AWD)ディーゼルが販売となりました。
そして、ガソリン車の18i(FF) のみトランスミッションが6速ATでしたが、この頃に7速DCTに変わっています。BMW X1 F48 前期後期

3.2019年10月に後期モデルがデビューし、販売開始時のラインアップは前期モデルと同じでしたがその中でも、20i(AWD)と、25i(AWD)は受注生産となり、20iのスタンダードはなくなっています。BMW X1 F48 前期後期

4.しかし後期デビュー後1年早々で、25i(AWD) が販売終了。しばらくして今度は 20i(AWD) も販売終了になり、ガソリン車モデルは18i(FF) のみとなり、これでガソリン車のAWD車はすべてなくなりました。

5.時期が不明ですが、この辺りで18i(FF) のスタンダードとM Sportが、18d(AWD) のスタンダードがそれぞれ販売終了になりました。

6.2021年夏頃には、
18i(FF) は、xLine 1グレードのみ、
18d(AWD)は、xLineとM Sport の2グレードのみとなり、
F48モデル末期の時期だとしても少し早い気がしましたが…。BMW X1 F48 前期後期 最終的に次期モデルのU11が販売された23年2月(半年ほど遅れた?)までの1年半以上もの間はさみしいラインアップとなりました。(オプションが標準化されて買い時ではありましたが。)

F48の販売期間は少し長く、半導体不足の影響なのか次期モデルU11の日本導入が(ドイツ本国もずれていた様子)、BMWではよく見られるモデルチェンジサイクルの7年程(モデルと年代によってはそうとも言えませんが。)と思うのですが、その年数より半年程長い7年半程販売されたモデルとなりました。
(▲以上の内容に記載の時期などの情報および、個人的な思いを含んでおりますので正確性に欠ける内容があるかもしれません。)


👉それでは、ここからはちょっと気が付きにくい前期後期の違いです。
■前期と後期のインテリア

1.ダッシュボード上下に2本幅方向にステッチが入った。(運転席右端まで)(スタンダードは無し)
「左:前期」                   「右:後期」
(画像はM Sportで、ステアリングとシート形状、パネル色が専用)

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期

2.アンビエントライトの変更できる色数が増えた。
・アンバー色とホワイトの2色から、6色に変更できるようになった。
・より明るくなった様子。
「左画像なし:前期」2色   「右:後期」6色 (画像は青色に設定の様子)

No PhotoBMW X1 F48 前期 後期

3. インテリア・トリムの標準色が変更になった。
・xLine:パール・ダーク・トリム/パール・ クローム・ハイライト(実物は銅色とピンク色が混ざった感じで淡く明るい色)
・M Sport:ファイン・ブラッシュド・アルミニウム・トリム/パール・クローム・ハイライト
 (スタンダードは変更なし。)
「左:前期」「右:後期」(真中は日陰の色合い、右は晴れの色合い)

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
4.メーターのデザイン

・ブラックパネルのメーターパネル(オフ時真っ黒なのが、エンジンスタートでメーターが光り出します。) そして、夜間照明色がオレンジから白っぽくに変更されている。(下記画像)

「左:前期2018.5以前 (画像はM Sport)」 「右:前期2018.5以降および、後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
オフ時の様子

BMW メーター

・メーター内の照明色が長き伝統だったオレンジから、白色基調でカラフルな色使いになった。
「後期」

BMW X1 F48 前期 後期
5.iDrive 
・前期は、iDriveモニターの根元がすり鉢状で隙間があったが、後期のモニタ画面サイズが10.25インチへの変更とともに根元形状は山形になり隙間が無いような形に変更。
後期モニタはタッチパネル式。(前期8インチでも19年頃からタッチパネルになった様子。)
これにともないiDriveダイヤル上面での手書き入力はできなくなったので手書き入力はタッチパネル上で行います。
他にディスプレイ
MENU画面などディスプレイでの表示状態も変更されている。

「左:前期2018.5以前」                  「右:後期」

BMW X1 F48 前期 後期

BMW X1 F48 前期 後期

 

タッチパネルでのディスプレイでの手書き入力

iDrive

■次は、インテリアで前期モデルが2018年5月頃に仕様変更をしてそのまま変わらずマイナーチェンジ(後期)にも引き継いだと思われる仕様です。
▲ご注意:この情報は、年式、生産時期、モデル等により異なる場合があるかもしれませんのでご了承ください。

 

1.ディーゼルのシフトノブがガソリン車と同じに。機械式が電子式になったからか・・・?

デビュー当時18iモデルは6速ATだったからか?(国内取材の雑誌でも確認できた。)
 (初代X1に良く似たシフトに戻った・・・。)
「左:前期2018.5以前」                  「右:後期」(18iは7速DCT、ディーゼルおよび、20i,25iは8速AT)

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
 2.後部座席前の12Vソケットは、Type-C USB (2口)に変更。

「左:前期2018.5以前」                  「右:前期2018.5以降および、後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期

ついでですが、スタンダードモデルには後席のエアコン吹出し口がない。(マニュアル式エアコンだとそうなっている様子)

BMW X1 F48 前期 後期

3.センターコンソール中にあったAUX端子(アナログ音声入力)は廃止となりUSB端子のみに変更。

「左:前期2018.5以前」                  「右:前期2018.5以降および、後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
4.前席のシート形状の座面が四角い形に。
これは以前の丸い座面形状ではひざ上の大腿が浮く問題があったようす。
後席もわずかに変更があったときいたが・・・良くわからない。

「左:前期2018.5以前」                  「右:前期2018.5以降および、後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
5.ルームミラーのLED形状が丸型からU字に変わった。
純正(日本仕様)では機能していないので形が変わっても意味はありませんが。
「左:参考画像」                      「右:前期2018.5以降および、後期」
 

■前期と後期モデルのエクステリア
1.後期の テールライト、ウィンカーがすべてLEDになり、ウィンカーは細長い形で点滅する。
「左右画像とも 後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期

2.ドアアンロック時に「X1」の文字が足元に照射されるロゴ・プロジェクターが追加。運転席ドアミラー下から照射。(逆光避けられず…)
「左:前期」              「中央と右:後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
3.フロントバンパー下のサテンアルミ色のアンダー部分の3つある山状の折れ角のデザインが微妙に変わった。
「左:前期」                        「右:後期」
BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
4.マフラーパイプの厚みが増えた。それとも径が大きくなった?

「左:前期」                        「右:後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
5.リアバンパーの濃いグレー部分(ガーニッシュ?)は全ボディカラー共通の配色だったのが、ボディ色と同色に変わった。合わせて上部の斜めに角度が付いた範囲が広くなっている。

「左:前期」                       「右:後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
斜め部の幅が広くなっている。​

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
6.前後輪タイヤのフェンダーアーチプロテクションがなくなった。
後期モデルが付いていないようになったのは、後期モデルの申請前に法令変更があったか?

「左:前期(画像はM Sport)」               「右:後期」

BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
■エンジンルーム
1.ヘッドカバーにエンブレムがディーゼルのみ引き続き付いているが、ガソリン車はフルモデル(前期)した当時(雑誌「国内取材」でも確認できた。)は付いていたが途中でなくなった。(2018年5月の仕様変更時か?)
また、3気筒、4気筒車によっても異なると思います。
「左:前期 ガソリンエンジン」               「右:後期 ガソリンエンジン」
BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期 
BMW X1 F48 前期 後期「左:前期ディーデルエンジン」後期型はエンブレムなしと思われます。
2.LEDライトの放熱板が1つになり平たくなった。(気にするようなことではないですが・・・。)
「左:前期」                       「右:後期」
BMW X1 F48 前期 後期BMW X1 F48 前期 後期
 
■ここまでの内容以外には、
・全室内照明がLED式となった。(電球っぽい発光色ですが・・・)
 白く明るくしたいと思って部品を購入される場合にはご注意ください。
 
●前期途中だと思われる内容
・前席シートの座面の形状変更
・ラゲッジ入口の樹脂製カバーがステンレス?製に変わった。
・シフトが電子式に変った。
・オートライトオフ時間の短縮
 
■ xDrive20i モデルのみ(25iは2020年に秋頃に販売終了となりました。)
1.フロント電動シートが標準となった。
2.フロントシートヒーターが標準シートでも標準装備となった。
3.スライディング・リヤシート(リヤ・シート・バックレスト角度調節機能付)が標準となった。 
4.オートマテック・テール・ゲートが標準となった。
  (※前期モデルの2018年5月頃にこのように変更されていたかもわかりません。)
 
■ xLineモデルのみ
・オプションで、サイドウインドーフレームモールディングの素材が、サテン・アルミニウム色を設定できるようになった。(2021年5月頃からは、オプションのコンフォートパッケージを選択で装備)
 
■マイナス面
良い話ばかりでありません。なくなった装備も・・・
・前期モデル途中の2018年5月辺りからなのか、2019年のマイナー(LCI)からなのかは不明ですが、
一番残念なのが、オプションのコンフォートパッケージ選択で装備になるリアシートをラゲッジからスイッチで倒せる機能。リリース機能というのでしょうか、これが設定自体がなくなっています。
他には、
・ラゲッジの左側小物入れの収納物固定用バンド、ラゲッジに乗せた荷物をベルトなどを使った時に固定するためのリング、後席のセンターアームレストの小物入れ、前席シート下の収納など、ちょっとした装備も無くなっています。
ニーズの調査で、というよりコストダウンでしょうけど車両価格には微々たるものだと思うのですが・・・。

■後期モデルは2021年5月頃大きく変わったことがあります。
・ガソリンモデルで受注生産だった、20i (x-Drive)モデルの販売が終了になりました。これでガソリン車でのx-Drive車はなくなりました。
・一番の目玉は、ディーゼルエンジンモデル(と言っても18dしかありませんが)に、今までオプションだった装備が標準になりました。それは、前席電動シート、ドライビング・アシスト・プラス:アクティブクルーズコントロール(ACC)、オートマチックテールゲートが標準装備になりました。かなりお得です。
・ただ、後席のスライデイング・リア・シートは装備されませんので、オプションのコンフォート・パッケージを選択しなければなりません。
・また、オプションの組み合わせもかなり変更されています。

・BMWは頻繁にこのようなことをするので、購入するタイミングで泣いたり笑ったりさせられます。
私の場合は、x-Lineの標準シートでありながら、オプションのレザーシートを選択しないと装備されないシートヒータ(前席のみ)が付いて来たという珍しいことにもなっています。(前期モデルではオプションのコンフォート・パッケージを選択していると標準シートにシートヒーターが付いてきます。)

■海外モデルのオプションは?

どうなっているのかちょっと気になって調べました。
日本ではほぼ複数での抱き合わせとなっていていらない装備が付いて来たりします。欲しいオプションが一番高い価格の物ならまだしも、ちょっとしたオプションが欲しいために高額なオプションがついてくるのは勘弁してほしいですね、、海外では日本と違い、オプションは単品や少ない点数の組み合わせで選べるようになっていました。どこの国かは不明ですが・・・。

わかった範囲ですが、
・12スピーカー ハーマンガードン
・ワイヤレス充電とWi-Fiホットスポット
・シートヒーターとステリングヒーター
・スライドリアシート、リクライニングリアシート
・M-Sport サスペンション (日本ではM-Sportsモデルのみ標準装備)
・フロントスポーツシート (日本ではM-Sportsモデルのみ標準装備)

・・・と、調べて気が付いたことが。
後期モデルカタログのEQUIPMENT HIGHLIGHTS.ページに載っている写真に不思議なシートがあります。  (設定ないものを載せないでと思いますが。)
その不思議なシートとは、柄はxLine、形はM-Sportsシートなのです。
これって先ほどの単体オプションの「フロントスポーツシート」というのがおそらくこれの事なんだと思います。納車待ちの間これはいいなとカタログを眺めていましたが、日本導入モデルでのスポーツシートはM-Sportsに標準のM-Sports専用タイプしかなく、この不思議スポーツシートはどのモデルにも設定がありません。その価格は$400とあります。これは欲しいです・・・。

また、日本では標準装備なのがオプションだったりするものもありました。
・オートマッチックパークアシスト

そして、日本では設定のないもの
・フロントシートランバーサポート
これちょっと欲しかったりします。免許取っての最初に乗った国産車にあって気持ちよかったので。

パッケージオプションとしては、
・プレミアムパッケージとやらがあって、ヘッドアップディスプレイ、シートヒータとステリングヒーターのセットの構成。どこがプレミアムなのか、もひとつピンときません・・・

・おもしろパッケージ・・・ではなく、
正しいパッケージは、convenience package(快適?パッケージ)
自動防眩バックミラー、自動防眩ドアミラー、ユニバーサル ガレージドアオープナー です。
確かにどれも快適品ですね。国内モデルは自動防眩バックミラーと自動防眩ドアミラーは標準装備になっていますが、ユニバーサル ガレージドアオープナーは、ガレージのシャッターをクルマと通信し連動して開閉してくれるものですが、日本仕様には設定はありません。

これらのオプションはごく一部だと思います。その国のニーズや要望、日本でいう道路運送車両法(法令や保安基準)などに合わせて国それぞれでこのような構成や導入になると思いますので、探せはまだまだ出てくるでしょう。

・在庫品処分?
不思議な構成も見かけました。後期型モデルではディスプレイが10.25インチになったのに、前期の8.8インチが装備されているのもあるんです。その国でのエントリーモデルなんでしょうか?
そういえば、後期モデルのカタログに掲載されているスタンダードモデルもそうなのでしょうか?(テールライト:前期型、ヘッドライト:キセノンライト?)
これってまだ、前期型の部品を生産しているのか、在庫品を処分しているのか?どうなのでしょうか?
多国販売車は不思議がいっぱいです。

                  おわり・・・

                                                                      
 
◆ドライブレコーダー取付け記事へ戻る。

 

後付け サイドカメラとフロントカメラ取付 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

レザークラフト シートベルト タングプレート カバーの製作 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

Posted by トライ