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自作に改造と修理など、家と電気系を主にトライしてみた記録です。

パイオニア レコードプレーヤー PL-88FS のフロントローディングベルトを交換。

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冬の寒さからか、このフロントローディングの動作がすごく遅くなって、手で補助してあげないと出て来ないようになりました。
実は、2年前にも遅くなって、ローディングテーブル駆動のプーリーとベルトをアルコール拭きして、この時は復活しました。
しかし滅多に使わないのに、2年で再発したからには年式的にも掃除ではダメだと判断しました。もうベルトが伸びてスリップしているのでは?と思ったからです。
そのベルトを交換することにしました。
ところで、このレコードプレーヤー、ハイレゾが増え出した頃に実家からもらってきた物で、記事にも書いていますDigiFi付録基盤を使ってレコードをハイレゾ音源でデジタルファイルとして録音したくなったからです。
もう30年ほど前の機器ですが、あまり見ない形状をしています。これはフロントローディング式なので積み重ねが出来きスペースを取りません。

レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換昔の物なのに機能も優れています。取扱説明書によると、

・選曲(プログラム)することにより、プログラム通りにアームが動いて、カートリッジ(針)にあるセンサーがレコードの無録音部分を感知し、設定された順序にプログラム再生する機能を持っています。これはCDプレーヤと同じようなものです。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換

・ターンテーブル駆動にはベルトは使われていません。
モーターにブラシレスDCサーボモーターが使われたダイレクトドライブ方式です。
・他には、テーブルを出したまま(レコードを見ながら)でも再生ができる。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換個人的には、
重量が非常に重い…。重いほうが揺れず安定して良いのかわかりませんが、持つだけで、「よいしょ。」と声が出そうでした。


冬になって寒さからか、このフロントローディングの動作がすごく遅くなって、手で補助してあげないと出て来ないようになりました。
実は、2年前にも遅くなって、ローディングテーブル駆動のプーリーとベルトをアルコール拭きして、この時は復活しました。
しかし滅多に使わないのに、2年で再発したからには年式的にも掃除ではダメだと判断しました。もうベルトが伸びてスリップしているのでは?と思ったからです。
そのベルトを交換することになりますが、もう純正のベルトは手に入らないので、Amazonで色々なサイズがセットになったものを入手し合うものを探せばよいかと購入しました。
以前にプーリーを掃除するためだけに、このプーリーにたどり着くには全部ばらす必要があり、手順もよくわからない構造で往生したので、今回ローディングテーブルが遅くなってからも気が向かず手で補助という荒手で何とか出来てたので放っておいたのです。
さすがに開時最初から手でというのはということで、以前の記憶も頼りに分解開始です。

▲おことわり
・説明文中の部品名称は当方で勝手に付けた名称です。画像と合わせて確認頂ければと思います。
・右側と左側との説明が出てきますが、本体正面から見た側を指します。

①分解前に本体を裏返すと大変なことになるので、ターンテーブルと、小さいレコード盤のアダプタ、それとレコード針、カートリッジというのでしょうか、これも外して置きます。(購入梱包時のアームの止め具を利用してもよいでしょう。取説に書いてました。)

②シルバーの上カバー(天板)を外します。
本体を裏返して、片側3本で両サイドにあるので計6本のネジを外し、上カバー(天板)をスライドさせて外します。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
③フロントパネルを外します。側面に各2本計4本あり外します。右側の1本はアース線が共締めされていて、もう1本はネジの種類がワッシャーヘッド形状のタッピングで、他と異なるので組立時に注意です。
レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換そして、操作ボタン底面にワッシャーヘッド形状ネジが1本ありますが、これは緩めるだけで大丈夫です。
フロントパネルの線は本体基盤でコネクタで繋がっているので、2つ抜きます。これは大きさが異なるので間違えることがないので差し込み位置の記録は不要です。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
④フロントローディングで連動して開閉する透明の扉を外します。扉はヒモで引き上げる構造ですのでこの機構が取付いている金属枠ごと外すことになりますが、外す前に位置確認をしておきます。
本体左側面に扉開閉時にスライドする黒色の樹脂製のギア付のスライドするアーム(以降、ギア付スライドアーム)があります。フロントローディングテーブルが完全に閉まっている状態でこのアームの位置を記録しておきます。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
このアームが固定されているワッシャーヘッド形状タッピングネジを外し、いギア付スライドアームを外側へ外すだけにしておきます。(完全には取り外しません。)レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
扉枠の固定ネジを外していきます。本体続面に左右各2本ともう1本あり、手順③で既に外していますが前面パネル操作スイッチのあった直ぐ裏、電源スイッチ近くの本体底面に1本のネジがあるのでこれを外します。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換ここまでの分解状態レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
⑤フロントローディング時に、天板すれすれで動くレコードアームの配線を束ね留めてあるワイヤ線を外し、薄い厚みの黒色をしたプラ板の固定ネジ1本外し、配線をフリーにします。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
⑥本体の大部分を覆っている黒色樹脂フレーム(手順④の画像で「自称」と記述している部分)を外します。電源、音声関係の基盤も外さずそのままです。
ここでも、外す前に位置の記録をしておきます。フロントローディング時に扉が開閉させるとめに回転するギアによって、スライドする樹脂部品との位置関係は、ローディングテーブルが収納時は、画像の様な位置になっています。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
記録を終えたら、黒色樹脂フレームの固定ネジは右側の底面(電源スイッチ裏)に1本ありますのでこれを外します。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
この黒色樹脂フレームを手で持ちごそごそ揺らしていると外れますので、そーっと本体後方の配線部を根元にしながら開けるように持ち上げます。そして、これが背面に行きすぎないよう配線保護の為、箱等置いて置くとよいでしょう。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
⑦いよいよ最後です。
フロントローディングテーブルを外しますが、ここでは位置を記録しておく必要なく収納と出る時の停止位置はリミットスイッチで駆動を止めていました。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
画像のようにローディングテーブル上の2本のネジを外します。このネジは左側にしかありません。外すとローディングテーブルは本体底面にあるスライドレールから分離します。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
⑧ローディングテーブル裏返すと今回交換するベルトがあります。べルトは何も外さずそのまま外せるので楽です。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
外したベルトを見てみると、30年も経過しているにもかかわらずひび割れがありません。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換新しいベルトセットから使えるサイズを探します。(こんなにたくさん入っていますが無駄が多い…)レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換伸びているので、ちょっと小さ目のベルトを探します。近いサイズが2本あり小さい方を選択しました。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
⑨新しいベルトを装着します。その前にプーリーをアルコールで汚れをきれいに拭きとります。
ベルトを掛ける時には、グリスのついたギアがすぐ近くにあるので、(こんなすぐ隣でグリスが飛ばないのかな・・・)とつぶやきながら、汚れないようにプーリーに掛けます。
掛けたらベルトのねじれがないことを確認したら、再組み立てを始めます。

①フロントローディングテーブルを2本のネジで固定します。固定先は本体底にギアが付いたスライドレールのネジ穴と固定します。スライドレールとローディングテーブルを固定する位置は、テーブル収納位置で固定しましたが、ローディングテーブルの収納位置でも最前面まで出た位置でもどこでも良いように思われます。

②本体の大部分を覆っている黒色樹脂フレームを配線状態に気を付けながら戻します。
ここでポイントがあります。分解手順⑥で記録した、フロントローディング時に扉が開閉するためのギアが回るようローディングテーブルと合わせる必要があります。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
テーブル収納位置の時に画像のような位置にしてから、黒色樹脂フレームの前面の方にある画像のような位置ではめ合わせます。これは左右両側面を確認します。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
はまったら右側電源スイッチ近くの底板にある固定ネジ穴にネジ1本を留めます。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
③扉を取り付けます。
外した状態の扉付の枠ごと上から載せますが、上部の爪2箇所は、先ほどの黒色樹脂フレームの下にくぐらせます。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
ローディングテーブルを収納位置にしておき、扉も締めた状態で、画像の様な位置にスライドする樹脂製のスライドアームを回転ギヤにはめ込みます。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
ローディングテーブルを手で引き出して、開閉するか確認します。合わなければはめ込み位置をずらして調整します。
位置が大きく異なる場合は先の組立手順②で、回転ギアの下にあるスライドする樹脂部品とローディングテーブルのかみ合わせの位置が異なっているので再確認します。
内部は見えないので黒樹脂フレームを少し持ち上げ、スライドする樹脂部品の位置を変えて試していきます。

④ローディングテーブルと扉の動作が一致したら、スライドアームをネジで固定し扉枠を固定します。
本体左右両側面でそれぞれ2本計4本、電源スイッチ近くの底板に1本です。

⑤ここで動作確認をします。
フロント操作パネルのコネクタだけ差し込んで、電源を入れ扉開閉ボタンを押して動作確認をします。
ここで万が一の不具合の為に、電源ボタンがすぐ押せるように気にかけておきます。

⑥動作に問題なければ、フロント操作パネルを固定します。
両側面に各2本計4本を固定します。右側面の1本は、ワッシャーヘッド形状タッピングネジ、もう1本にはアース線を共締めするので忘れないようにします。
分解時に緩めた底面のネジ1本を締めてフロント操作パネルを固定します。

⑦カートリッジアームの配線を元通り束ね、分解⑤で外した樹脂板で押さえてワイヤでくくります。
配線は樹脂フレーム上で配線どうしが交差すると厚みが出て、上カバー(天板)と挟まって動かなくなる恐れがあるため、交差しないよう並べる感じで薄く整理してから、配線を固定します。当方では、以前の分解時に擦れる部分が滑りやすい様、養生テープ(緑色)を、上カバー(天板)とともに貼っています。レコードプレーヤー フロントローディングベルト交換
⑧上カバー(天板)をスライドさせて、固定ネジ片側3本合計6本で固定します。

結果スムーズに速く動くようになりました。
今回の分解は以前よりスムーズに進められました。前に一通り経験していたせいかそう難しく感じなかったです。
外したベルトはひび割れもなく、また、伸びないほど固くもなっておらず、さすが純正品です。今回変えたベルトは汎用品。海外生産品なので自然老化が心配です・・・。(大きく伸びて落ちたり・・・笑)速くても5年は持ってほしいです。残ったベルトはあまり出番はないと思いますが、実家のも含めて使うことがあるかもしれないので保管しておきます。
治ってから音質に関係ないのに久しぶりに鑑賞したくなり1枚再生してしまいました。

購入部品・修理 補修 ゴムベルト ラジカセ レコーダー 交換 ベルト モーター 495円 (Amazon)
(角ベルト 直径(折径):約40~約130mm、本数 : 30本+α。 製品の太さは1.1~1.6mm程度 という仕様説明)ですが、ほぼ全部1mm程度でした。

工具・ドライバー
・アルコール(プーリー洗浄)




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