ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング

ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング

ブルーレイレコーダーのクリーニングをしたという別の記事を書いているのですが、この時の機種は、BDZ-X90です。全解(全部分解)をしてスッキリしたところ、もう1台のこのBDZ-AX1000もクリーニングしたくなったので、気分が乗っているうちにしてみます。
このAX-1000は07年発売だったBDZ-X90、95とよく似た外観を踏襲して10年に発売になりました。容量違いでBDZ-AX2000と1000があります。この機種もフラッグシップ機としての位置付けです。当家のは11年製なのでもう8年過ぎました。
ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX100の分解クリーニング        上がAX1000、下がX90ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング   AX1000は、厚みも薄く、奥行きも短い。

個人的にX90の仕様はもちろん、前面1枚パネルが好きで買った経緯もあるのですが、このAXも同じような外観で気に入ったのを覚えています。まだこの頃は国内生産でしたが、現在はどのメーカでもあまり見かけませんね。

ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX100の分解クリーニング

 

突然、昨年2018年11月にアップデートのお知らせがありました。
https://www.sony.jp/bd/update/?nccharset=DD21A097&searchWord=BDZ-AX1000

AX1000のアップデートは、2015年4月を最後に3年以上なかったのでもう終了したと思っておりましたが・・・。
当機では該当する不具合はなかったのですが、メーカとしても問題なければアップデートの必要はないそうです。しかし最新にはしておきたい気はします。
アップデートの方法ですが、今までのような放送受信ではなく公式サイトから各自でダウンロードしCD-R・RWに入れて行うという初めてのやり方です。この方法で行うのは何か意味があるのでしょうか?

 

静電気掃除機で吸いますが、静電気対策の為掃除機の吸い口はボール紙を筒にして、毛筆(動物の毛で作った筆)で軽く掃き上げ
吸わせます。SONY ブルーレイレコーダー BDZ-X90 分解 掃除            画像はX90です。


普通の機器なら最初に上カバーを外すのですが、この機種、最初にサイドパネルを外さなければなりません。
この固定ネジは側面にあって、何を思ったのか六角穴付きですのでサイズ2の六角レンチが必要になります。これは見た目なのでしょうか?ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
それなら、BDZ-X90のように裏面で固定で良いと思うのですが・・・。

▲以降の作業で外すネジに該当するネジ横には、⇒が印刷または刻印がされていますが、印があるからと言って全部外すのは違うのもあるので注意が必要です。
▲ご注意:以下の説明で記載の左右方向は、指示がない限り前面から見ての方向です。
また、部品等の名称は当方で勝手に呼んでいるものです。ご了承ください。

①この黒色樹脂サイドパネルを固定している六角穴付きネジ1本(黒色)を外します。(本体側面左右とも)ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
側面パネルを後方へずらすと外れます。
②化粧天板に近い所の本体側面のネジを外します。左右側面とも各2本のナベタッピングネジ(素材色)を外します。
まだ化粧天板は外せません・・・。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング

 


ブルーレイレコーダーBDZ-X90の分解掃除と部品交換

①今までの分解でも化粧天板が外れないのは、前面操作パネルと化粧天板とが一体型になっているので、右側面だけにある小さいタッピングネジ1本(黒色)を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
②前面操作パネルの爪を外していきますが、本体底面、前面側の側面角に数ヶ所あるので、爪の間にボール紙でも挟んでいきます。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
化粧天板を前面左右の角の爪が引っ掛からないように前方へカバーを数センチずらし持ち上げると外れます。ソニー ブルーレ0レコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング

 

 

X90では(以降、以前分解の機種名称BDZ-X90を略します。)、天板が長期間の内に熱で白く変色したのでその対策でしょうか。二重になっています。
では、金属色のカバー(内カバー)を外します。
①裏面の上部のナベタッピングネジ4本を外します。(素材色)ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング②右側面の先ほど外した(「②化粧天板に近い所の本体側面のネジを外します。」項目)固定ネジより下に位置するナベタッピングネジ2本(素材色)を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング④右側と同じように左側面の下に位置するナベタッピングネジ2本(素材色)を外します。

⑤上面の前部に位置するナベタッピングネジ3本(素材色)を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング⑥内カバーを上に持ち上げ外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングやっと内部が見えました。BDZ-X90と比べると電源基盤とかチューナー基盤、HDD等の配置が左右反転しています。基盤はだいぶ小さくなっています。これだとファンも1個で良いのでしょう。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング

補足:各基盤固定ネジは、基盤上に「矢印」⇒がプリントしてあるネジを外せは良いと思います。金属部分には同じく「矢印」⇒刻印してある箇所があります。

 

 

裏面にあるナベタッピングネジ2本(素材色)を外し、基盤に差さっているコネクタを抜けばもう外れます。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
白かったファンの拭き掃除をして元に戻します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング・X90では?
X90では、ファンは2個ありましたが、AXでは1個になりました。放熱が減ったのでしょう。

 

 

HDDの外し方HDDの取り外しは簡単です。
①HDD根元にあるナベタッピングプネジ4本を外します。
②電源コネクタと、赤色のSATAケーブルを抜きます。
これだけです。パソコンと同じです。
③HDDの下にあったB-CASカードの基盤をクリーニングしますが、ほぼホコリはなかったです。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング・X90では?
X90ではHDD固定には防振ゴムが付いて、さらに固定金具に銅板が貼ってあったのですが、このAXシリーズ、フラッグシップという割にはもうこの部分にはこだわりがありません。効果が薄くて廃止したなら納得できますが。

 

 

X90では外すものが色々あって手間がかかりましたが、この機種ではHDD同様に簡単に外せるようになりました。
①1点だけ、先に注意することがあります。BDドライブの上を通過している黒い線があります。この線の電源スイッチの配線コネクタ(小さく白色)を抜いておきます。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング②BDドライブの切り欠け部にあるナベタッピングネジ 左右合計4本を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング③BDドライブ側面の赤色のSATAケーブルと、背面の電源コネクタを抜きます。
これだけです。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング④BDドライブが外れました。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング下にあったのはSDカードスロットの基盤でした。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングナベタッピングネジ2本を外し、配線はそのままで基盤位置をよけてみます。またもやホコリなし状態でしたので、ささっと掃除機で吸いながら筆掃きクリーニングしました。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング・X90では?
X90では信号線はSATAではなくフィルムフラットケーブルでした。共通化コストダウンという意味ではSATAが当然といった感じです。

 

電源基盤下の外し方電源基盤、配線はつながったままで浮かすことが出来ますが、電源コードのコネクタは一度外さなければなりません。また、HDD固定と供用しているネジが2本あり先に外した状態だと、残りの外すネジは2本になります。
①残っているナベタッピングネジ2本を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
②裏面の電源コネクタ上下の固定ネジナベタッピングネジ2本を外し、基盤上の白いコネクタを抜いてソケットを抜き取ります。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
③前面方向へずらせれば持ち上げられます。と思いきやケース角のネジが邪魔をしていますので、裏面のナベタッピングネジ1本を一旦外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
④HDDの下にあるB-CASカード基盤が配線でつながっていますが、こちらの基盤の固定ネジは4本あるのですが、この内2本はHDD固定供用のネジですでに外れているので、残りのナベタッピングネジ2本を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
⑤メイン基盤とつながっている黒いコネクタがありますが、これは少しなら自由に曲がるので気を付ける前提でこのままにして置きます。電源とB-CAS両基盤2つをそっと持ち上げます。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
ここでもホコリが見当たらなかったのですが筆掃き掃除を済ませます。
・X90より電源基盤は半分くらいの大きさになってますが、これは技術の進歩か、コストダウンか?

 

ブルーレイレコーダーBDZ-X90の分解掃除と部品交換
今回は掃除が目的なので、チューナー基盤の配線はそのまま基盤をよけてクリーニングします。
①2つあるコネクタの横に位置するナベタッピングネジ計2本を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
②裏面の同軸コネクタ間にある短いナベネジ2本を外します。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
③チューナー基盤を内側へ引き抜きます。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
・X90では?
X90ではシールド盤がチューナー基盤の上下にあったのですが、この機種には見当たりません。ノイズに強くなったのか、機体内でノイズ発生が減ったのか・・・。また、アナログチューナーがないので小さくなりました。

 


HDMI端子が付いているので映像処理基盤でしょう。大きめのヒートシンクが付いています。この隙間もホコリはなかったのですがついでなのでクリーニングはしておきました。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニングこのHDMI基盤を外そうとしたのですが、基盤と裏面の固定ネジをすべて外したにも関わらず非常に固たく抜ける感じがしなかったのでやめておきました。ソニー ブルーレイレコーダー BDZ-AX1000の分解クリーニング
・X90では?
両基盤の隙間からよく観察するとX90でもあったのですが、この基盤の裏側で一番底面にあるメイン基盤とコネクタでつながっているようです。

 

先ほど固くて抜けない気がしたHDMI基盤とメイン基盤の接続コネクタ。無理して破損するのが怖いのもあるのですが、全体に思った以上にホコリがなかったことと、残るのはメイン基盤だけなので、本体底にある穴からメイン基盤を覗いて大きなホコリも見当たらないので、ここですべてのクリーニングを終えることにしました。
X90では、穴からホコリが見えました。(正確には詰まっていた。)

 

 

動作テストそして動作確認です。今回抜いた配線はSATAと電源だけですので大丈夫と思いますが・・・。
電源プラグをコンセントに差し込んで・・・。
大丈夫でした。この起動時間、年々標準設定でも速くなっていきますね。

まだ安心できません。まず電源スイッチを押し電源が入るか?から、
次の主な機能の確認をしていきます。
・ディスクドライブのトレー開閉動作
・ディスク再生
・TV視聴
・タイマー録画
・BDとDVDから、HDDへダビング
・HDDからBDディスクへダビング

 

工具

・六角レンチ サイズ2(サイドパネル固定ネジ)
・ドライバー
・毛筆(掃除の静電気防止)
・掃除機
・アースバンド(静電除去)

 

感想
ホコリはうっすら白い感じは見られましたが、どこもほぼホコリなかったのが信じられませんが、これで機体も気分もスッキリ。ホコリもトラブルの元ですので。
これで購入時のようにきれいになりました。

 

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