後付けリア・シートと純正ヒーターの昇温比較 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

シートヒーター昇温測定

秋に取付けたリアシートヒーターが、いよいよ活躍する寒い時期になりました。そして寒い時期になるまでと気にしていた昇温測定をしました。
測定したい理由は、
・純正ヒーターと後付けヒーターの昇温時間と温度差。
・後付けヒーターに関しては、1枚使いと2枚重ねの温度差とそれぞれの昇温に掛かる時間。 純正と同じような能力があるのか気になります。

👉秋に取付けたリアシートのヒータを取付けた時の内容はこちらになります。

リアシートに後付けシートヒーターを装着 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

・棒温度計で測定シートヒーター昇温測定・測定する項目
1.純正助手席ヒーターの座面で測定
2.2枚重ねたシートの上1枚だけで昇温(本来の使い方)
3.2枚重ね(上下)で昇温(速暖目的)

  ヒーター1枚の時は、上ヒーターのコネクタを抜いて測定した。リアシートヒーター後付け

・条件
・ヒーター温度は最大設定
・1分間隔の温度を記録
・温度計は座面中央に置き、その上に薄い布を1枚被せて測定シートヒーター昇温測定
・温度計は検知部形状が円錐状になっている事から、シート生地と接触しなくて1mm程度浮いた状態
・朝10時、クルマに陽の当たらない車庫内で、この時の車内温度は約10℃でした。

 1.  純正ヒーター(フロントシート)
・開始温度は8.8℃
・ヒーター温度は最大3段目に設定シートヒーター昇温測定

昇温開始

開始 8.8℃シートヒーター昇温測定1分経過 11.5℃シートヒーター昇温測定2分経過 14.8℃シートヒーター昇温測定

3分経過 18℃
シートヒーター昇温測定

4分経過 20.1℃シートヒーター昇温測定

5分経過 22.4℃シートヒーター昇温測定

6分経過 23.5℃シートヒーター昇温測定7分経過 24℃シートヒーター昇温測定8分経過 25.2℃シートヒーター昇温測定

1分では1℃弱上がり、4分で20℃に到達。ここから1分毎1℃程度しか上昇しないようになり、6分以降は1℃以下となって8分で25..2℃となり頭打ちと判断し測定終了した。

純正シートの温度計測定点について
測定を始めてシートが暖かくなっているのに温度計の上りが遅いので、確認するとリアシートと同じ位置で測定としようと温度計を置いていた座面真ん中の溝は冷たく感じたので、溝から上げた。どうやらこの溝にはヒーターがない様子・・・。

 2.  リアシート上ヒーター(1枚)のみで測定 
・開始温度は11℃
・ヒーター温度は最大6段階目に設定シートヒーター昇温測定

​昇温開始

開始 11℃シートヒーター昇温測定1分経過 11℃シートヒーター昇温測定2分経過 11.8℃シートヒーター昇温測定

3分経過 12.5℃シートヒーター昇温測定

4分経過 14℃シートヒーター昇温測定

5分経過 15.3℃シートヒーター昇温測定

6分経過 16.3℃シートヒーター昇温測定7分経過 17.3℃シートヒーター昇温測定8分経過 18.7℃シートヒーター昇温測定
11分経過 20℃シートヒーター昇温測定10分経過 21.2℃シートヒーター昇温測定 

1分では変わらず。2分で11.8℃となり上がり始めた。
20℃になったのは9分経過してからで、10分経過で21.2℃。車内暖房も効いてくる時間なので、ここで測定終了。

 3.  リアシート上下ヒーター(2枚重ね)のみで測定 
・開始温度は11℃
・ヒーター温度は最大6段階目に設定

昇温開始

開始 11℃シートヒーター昇温測定1分経過 13.5℃シートヒーター昇温測定2分経過 17℃シートヒーター昇温測定

3分経過 20℃シートヒーター昇温測定

4分経過 23℃シートヒーター昇温測定

5分経過 26℃シートヒーター昇温測定

6分経過 27.5℃シートヒーター昇温測定7分経過 29℃シートヒーター昇温測定8分経過 33℃シートヒーター昇温測定

1分で2.5℃上がり1分毎3℃ほど上がり続3分で20℃となった。これは純正より1分早く到達した。
その後、5分以降は上がり方が1.5℃程度と鈍りながらも、8分で33℃となり、おそらく着座では熱く感じる領域になったので、ここで測定終了。
2枚重ねは純正と遜色ない昇温をしました。

 

この測定では、車内暖房オフ、人は座らず、布1枚だけ被せた状態、温度計もシートに蜜着していない環境条件で測定しています。人が座わると自身の体温に助けられ、上がる温度も昇温時間ももう少し早くなると思います。

これを証明したのが、測定中寒いので隣のシートで座ってヒーター温度設定を中間でオンしていましたが、測定終了直後に両シートを手で触れて比較したら、最大温度設定で測定していたシートより、温度設定を中間にして座っていた方がかなり暖かく感じました。

今回は、停車時にエンジンオフ、暖房オフ、人は座らず、布1枚だけ被せたという通常では無い環境下での測定でした。

 

結果 各ヒーターの昇温グラフ
   上から
   緑色:2枚重ね(後席後付けヒーター)
   赤色:純正(前席ヒーター)
   橙色:1枚(後席後付けヒーター)
シートヒーター昇温測定グラフを見てわかること
・グラフでの赤色の純正ヒーターはグラフからも昇温のコントロールが上手く出来てきれいなラインを描いて5分経過で20℃になりました。さらに純正の前席には背もたれにもヒーターが入っているのでグラフ以上の体感を得ると思います。
個人的な使用では、車内暖房が効いてくるとシートヒーターの温度設定を2、1段と設定と減らしていって、やがては熱くて切ることとなっています。

・グラフでの緑色ラインの後付けヒーター2枚重ねでの速暖効果は絶大でした。上がり方が純正以上です。
ただ、このまま最大温度設定で使い続けると30℃を超えて熱過ぎて温度設定を下げる必要の人が出そうです。
純正ヒーターの測定結果にもありますが、8分で25℃くらいになります。この辺りでは個人的に純正のシートヒーターの温度設定を1,2段階落としているので、この後付けヒーターでも30℃になると熱くて下げるか、切る事になると思われますので、昇温は良化したものの、安定せず不要な高い温度まで上がってしまいそうです。

・グラフでの橙色ラインは本来の使い方のヒーター1枚で、これはさすがに昇温時間が掛かってしまうものの、ようやく9分で20℃となりました。
時間は倍掛かっても20℃まで上がるという事から、純正シートの頭打ち温度とほぼ同じまで上がったので、使い方としてはヒーター1枚でここまで昇温するので、1枚では不足という事はない物だと思います。ただ、結果からも使う上で重要視する昇温時間は1枚ではやはり遅過ぎます。

まとめると、
・速暖したいなら2枚重ね(いずれ熱過ぎになるが)
・熱過ぎになって欲しくないなら本来の1枚使用(快適まで時間が掛かる)

・今回の温度測定は、昇温時間と温度を数値化し、ヒーターの組み合わせによりどのような上がり方をするのかをわかりやすくしたかったのが今回の目的でした実際には温度の感じ方というのは個人差で変わって来ますが、車内暖房を使うと今回の結果より早い上がり方をすると思います。

 

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■番外編
・X1 F48 マイナーチェンジで、「仕様変更になってカタログや公けになっていない、気が付きにくい部分」をちょっとまとめてみました。気になる方は下記からどうぞ・・・。

「BMW X1 F48 前期と後期のちょっと気が付きにくい変更部分のまとめ」

・当方が採用したインテリア装飾パーツ紹介
「採用した内装装飾パーツ紹介 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

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純正フットライトを常時点灯させる。BMW X1 F48 LCI 20i 後期

純正フットライトの電球色をLEDテープで白く明るく。BMW X1 F48 LCI 20i 後期

iDrive ウォークマンアプリで楽曲情報を登録しインポートする 。BMW X1 F48 LCI 20i 後期

コンソールにワイヤレス充電器装着とドリンクホルダ照明追加 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

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後部座席アームレストのストラップを取手(フック)化 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

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リアシートに後付けシートヒーターを装着 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

後付けリア・シートと純正ヒーターの昇温比較 BMW X1 F48 LCI 20i 後期(当記事)

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