無塗装樹脂とゴムモールのコーティング後につや出し

無塗装樹脂とゴムモールコーティング

個人的に気に入らない無塗装樹脂・・・
見た目を気にする当方としては・・・
白化しやすい、都度手入れが必要で面倒、放っておけない・・・などが理由。
最近よく使われているとはいえ、以前からもドアミラーの根元やフロントウィンドー下のカウルカバーなどでも無塗装樹脂は使われてきました。これらは、早い段階で白化することが判っているのにメーカーにはこれくらいは塗装品にして欲しいですよね。
仕方なく保護や復活のために市販品でコーティングするのですが、これでも数年も持ちません。そこであるものを使い長持ちさせようとトライしました。

この白化してしまう予防や保護に、当方は昔から有名な「アーマーオール」を使って来ました。今もウィンドーモール以外のパッキンやドア周りのゴムモール、エンジンルームのゴム類など部分的に使っています。
そんな保護に近頃はアーマーオールのようにべとつかず(拭き取りをきちんとすればマシ)長期手入れが不要なコート剤が販売されています。
別記事で、「アーマーオール」を塗り続けたことを書いていますが、モールが新しいうちに試してみました。

アーマオール(つや出し保護剤)をクルマのゴムモールと黒樹脂に15年間塗り続けた結果

 

 

コーティングの失敗この無塗装樹脂に対しては、近年入れ替えたクルマの新しい状態で試しているのが先ほどの話での無塗装樹脂用のコーティング商品です。
今まで試したのは3品種で1つは「ガラコート」という商品名で、これはすでに使い終えて拭き取りクロスも汚れてますが、Amazonのレビューで評価数の多い商品だったので初めに使ってみました。伸び良く少量で塗りやすく黒々になるのは確かです。

ただ、塗る時の力が強かったのか擦り過ぎたのか、それとも樹脂の材質の影響かわかりませんが、乾燥後は静電気が起きてホコリが少し付くようになりましたが、数回の洗車で無くなりました。

「ガラコート」無塗装樹脂とゴムモールコーティングしかし、施工で失敗したことがあります。原因はおそらくですが。
それは、洗車中にコート下部分に爪が触れて擦り傷が入りました。
原因は、ガラコートの施工時に欲を出して、日を空け3回塗り重ねたことでコート層に厚みが出て傷が入りやすくなったのだと思います。いくらなんでも硬化したら傷も入らない頑固な層という訳はないでしょう。しかもその傷が厄介ものです。その入った傷は白く目立ってしまいました。これはコートが削れたことを意味します。
さらに、リアゲートでの出し入れの時なのか?擦れたと思われる白い跡が出来てしまいました。このように白くなった傷や擦れ跡を直そうとクロスで拭いても、上からコートしても消えませんでした。
その後、他のクルマにも施工したいのもあってこちらもレビューで評価数の多い「ピカピカレイン」を購入しました。

「ピカピカレイン」無塗装樹脂とゴムモールコーティングこのピカピカレインは先ほどの「ガラコート」と同じような透明液で施工方法も同じで、仕上がり状態もほぼ同じに感じました。
で買ったもう一つの理由は、先ほどでのコートした面に入った傷を消せるかという事です。
でも結果は、同じようなコート液ではやはり消えず無意味でした。乾燥後の静電気ですが、ピカピカレイン程でないですがやや起きたような感じでした。
そこでまた、懲りずに今度はよく耳にするメーカー品だと選んだのが、「KURE(呉工業) LOOX(ルックス) ブラック&ブライト」です。

「KURE(呉工業) LOOX(ルックス) ブラック&ブライト」無塗装樹脂とゴムモールコーティング購入当時は数ある無塗装樹脂コーティング液の中では安めの1100円でした。
拭き取りは今までと少し異なっていて付属のクロスを水で濡らし固く絞ってムラが残らないように拭き取ります。無塗装樹脂とゴムモールコーティングそして、濃い黒色が期待できそうなレビューもあったのですが、これも透明で似たようなコート液でしたのでこちらも傷直しには惨敗でした。施工後様子は黒の発色の感じは良かったですね。今までの製品と違って乾燥後の静電気は起きませんでした。
結果、個人的には3品種とも似たような液体であるので、施工直後の見た目はどれも同じに感じました。
その後の持ちなどですが、屋根なし車の場合ですが「ガラコート」は1年ほどでなんか部分的にコートが薄くなったように少し白くなってきました。無塗装樹脂とゴムモールコーティング2品種目の「ピカピカレイン」もやはり1年ほどで部分的に少し白くなりました。

3品種目の「KURE(呉工業) LOOX(ルックス) ブラック&ブライト」はこの記事を書いた時点で施工後まだ数ヶ月なのでよくわかりませんが、雨の弾きは一番よく感じています。無塗装樹脂とゴムモールコーティングこれは施工後まだ数ヶ月なので効果があるだけかと思います。

 

コート層を除去使った3品種はどれでも傷は消せなかったので、これはもうコートしていない前の状態に戻し、一からやり直すしかないのだろう。
しかしコートは何で落とせるのか?そもそも落とせるのか?もちろん使った3品種のコート剤にはやり直しの説明書きはありません。
もちろん普段使いのカーシャンプーや台所洗剤などの中性洗剤では急に落とせないでしょうし、
メラミンスポンジなどでやさしく磨いてもおそらくバンパー面が荒れて、ほかの部分と違いが出てしまうでしょう・・・。
アルコールやパーツクリーナーは樹脂面を傷め、これも、ほかの部分と違いが出てしまうでしょう・・・。
途方に暮れ何かないかとネットで調べると、アルカリ性はガラス被膜を溶かすようなことが書いてありました。
アルカリ性か・・・そういえば家での掃除で使う「アレ」もアルカリ性では?と思い見つけたのが「マイペット」です。

「マイペット」無塗装樹脂とゴムモールコーティング本家説明には、「床、たたみ、カーペットや家具、電気製品など住まいのいろいろなふきそうじに。汚れにあわせて希釈してお使いいただけます。」とある洗剤です。ラベルに書いてありますが、この洗剤は弱アルカリ性です。
弱酸性無塗装樹脂とゴムモールコーティングこのような使い方は初めてなので、まずは希釈と書いてあるので無難に様子を見るため水で半分に薄めて使いましたが落ちず・・・
次は水2:液3・・・でも落ちず。
結局、水を絞ったマイクロファイバー クロスに原液を付け軽く何度も拭いていると、傷部分が元の無塗装の艶無し感に変化してきました。力を入れ過ぎると無塗装樹脂面によりますが、他の部分との表面状態に差が出るので気を付けます。
やがてコート剤が落ちたようです。傷はなくなりました。無塗装樹脂とゴムモールコーティング

その後洗剤成分をよく洗い落とし、これで再度無塗装樹脂コーティングをしました。
もうコート剤の重ね塗りはしません・・・。
結果良くなりました。晴れの日に見てもわかりません。無塗装樹脂とゴムモールコーティング

▲ これは当方個人の判断による施工です 
施工する場所、材質、気温、施工方法などよって異なると思われます。効果や安全性の保証はできませんのでご留意ください。

そして、無塗装樹脂コーティングを施工し硬化した1週間後、上にワックス塗布を試みました。
しかし、これは本来するようなやり方ではありません。
上からワックスを塗り重ねると言っても固形やガラスコートではなく、影響の少なそうな(優しそうな)プラスチックにも使えるシュアラスターの親水コーティング「ゼロウォーター」を塗って見ました。

「ゼロウォーター」無塗装樹脂とゴムモールコーティング使ったクロスは人工皮革のスエード生地です。
柔らかく傷がつきにくいので、キズ取りの研磨液などの仕上げでも使っています。無塗装樹脂とゴムモールコーティングその後、影響を見ながら洗車のたびに塗り重ねました。
すると、これが良い方向になったようです。見た目は変わりありませんが、1年経過後も黒々、水弾きも良好です。雨筋も減りました。

画像は雨降り後に、自然に乾いた様子です。無塗装樹脂とゴムモールコーティング

 

ゴムモール コーティングと言ったところで、今までの無塗装樹脂コートでの経験が生きたお話しです。
それはウィンドー周りのゴム製のモールです。
メッキモールのないクルマはゴム製ですね。ただ、メッキモールが付いてたとしてもガラスに接する部分はゴムになっていますので、何らかの保護はしたい所です。
そこで、ゴムモール専用のコート剤「プロスタッフ 窓ゴム&ゴムモールコート」を施工します。

「プロスタッフ 窓ゴム&ゴムモールコート」無塗装樹脂とゴムモールコーティング説明には、「ガラス系ポリマーの重厚で強固なコート膜により、コーティング効果を約6ヶ月持続し、さらにはUV吸収剤の効果で劣化を防止」とあります。無塗装樹脂とゴムモールコーティングこれは先ほどの無塗装樹脂のコーディングで施工したコーディング液と同じような手順で施工するものですが、今まで使った無塗装樹脂コート液と異なるのは、付属の不織布をスポンジに巻いて塗る点です。無塗装樹脂とゴムモールコーティング更に良い点はゴムモールに付いているプラスチックにも使えると書いてあります。

施工には洗剤で洗って汚れや油分を除去します。アルコールやパーツクリーナーは余計に白っぽく擦れたような見た目になってしまうので読めておいた方が良いかと思います。
そして、ボディとガラスにマスキングテープで液が付かないよう準備します。
付属のスポンジに付属の不織布?を巻いて軽くなでるようにムラがないように余分な液を拭き取ります。無塗装樹脂とゴムモールコーティングそして硬化には2時間以上、半日置きます。
で、仕上がり具合ですが新しいゴムに対しては、黒々、つやつやにはなりませんでした。きれいなんですが何かドライと言うか、元々のゴムの状態から変わらない艶消しでかさついた感じです。これは老化したゴム対しては、黒々と艶ある感じに見えるものなのかかもしれません。無塗装樹脂とゴムモールコーティング

ここで、無塗装樹脂コートで効果があったことをやってみます・・・

このゴムモールにコーディングしたことで保護層が出来たという事は・・・、この上にワックスを塗布したらコートの持ちも良くなり、見た目がもう少し光沢が出るのではないかと・・・またもや無責任な思い込みをしました。
しかし、これは本来するようなやり方ではありません。
相手が環境で伸び縮みする性質のゴムなので、硬化するボディ用のガラスコートや、油分の多い固形ワックスでもなく、影響のなさそうなプラスチックにも使えるシュアラスターの親水コーティング「ゼロウォーター」を塗ってみました。無塗装樹脂とゴムモールコーティング▲注意:この製品もゴム製品には使えない説明書きがあります。)
その後、影響を見ながら数日間隔で2回塗り重ねました。

▲ これは当方個人の判断による施工です 
施工する場所、材質、気温、施工方法などよって異なると思われます。効果や安全性の保証はできませんのでご留意ください。

 

結果艶が出ました。艶が出たことで色もより黒くなりました。無塗装樹脂とゴムモールコーティング無塗装樹脂とゴムモールコーティング
これで今後「ゼロウォーター」だけで済むのなら、先に施したゴムコートも当面しなくて良くなり、「アーマーオール」も使わなくなりますね。
施工したクルマはや屋根駐車なので屋外駐車程老化が遅れないかもしれませんが、この記事を書いた時点で2ヶ月あまり経過して特に問題は起きていません。そのうち屋外駐車のクルマにも施工して見ようと思います。

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