後部座席のリクライニングストラップをグリップ式に BMW X1 F48 20i LCI 後期

BMW X1 リクライニング ストラップ

このクルマの後部座席の背もたれ・・・リクライニングは角度調整が出来るのはよいのですが、リクライニングの操作はよくあるような手動式シートの背もたれを調整する時のレバー式ではなく、なんとストラップを引くのです。
ストラップ?早く言えばヒモですよ。ヒモ。ヒモはないですよね・・・
操作する時はこの短いストラップなので指を輪に入れるしかなく、入れた指でストラップを引くのです。これはわざわざ指を入れるのが面倒、そしてストラップの輪は指1,2本を入れて引くサイズですが、引く時に指に負担がかかりちょっと痛めです・・・。
そこで見た目もそうですが、楽に引けるよう改良します。


なぜ「ヒモ」なのか?なぜレバー式でないのか?BMW X1 リクライニング ストラップ観察するも、ストラップの位置はドア側で、背もたれを倒した時に座面と挟まるという様子もない・・・。
こんな簡易的になっている理由は取説を読むと無理やりで理解できる。それは、背もたれの調整は荷室のスペースを拡大させる時の手段としてのページに記載してあるので、このような扱いで簡易的にしているのかと妥協するしかありません。
でも、座れば角度は変えたいものです。
せめてストラップの輪に指を通さずに引けるようにしたい・・・。
そんな思いから、
ストラップを引きながら背もたれに体重を増加減して調整するので、ストラップを待ちやすいように何かグリップできる物を付ければ操作しやすくなると思い、使えそうな物を探し出します。
ストラップを覆うようにして、それを持って引けそうな物はないかと色々物色・・・。
 
 
探す家にはそう簡単にあるものではなかったので、ネットで色々調べます。
プラ製で握れる形状での半割れ2分割でストラップを挟めるのが良いのですがそう簡単にありません。
「取手、引手、握り、ハンドル、グリップ・・・」などで検索・・・。
自転車や釣竿のハンドルグリップは太過ぎ、厚みが薄く柔らかすぎるし、ストラップの固定も難しい。
杖のグリップも似たようなもの。厚みを気にするも、空間が大きいものもダメですね。
 
当方、釣りはしませんが、リールを回すハンドルグリップがよさそうに思いましたね。シリコン製で固め、真中に穴が空いていて形状も良い感じだったのですが、全体の大きさと穴も小さ過ぎ。その穴もストラップは通せないし無理やり通しても固定方法で考えてしまいます。
 
大事なのは、形状と、ストラップの固定です。ストラップを切るわけにも行きませんし、引くときは力が強くかかるので簡単に抜けないようにしなければなりません。
探す日々
ようやく使えそうな感じの物が・・・。
小型基盤を入れる小さいケース、これは使えるかも?
検索したのは、「プラスチック、エンクロージャ、ケース」です。(以下、グリップ(ケース)と呼びます。)ケースは2分割なのは組み立て上は良いのですが、四角い外形では握る時に握り難くい違和感があります。
引き続きこの部類を探し続けると、今度は角が丸くサイズもちょうどで、ストラップを通す穴も1つあります。さらに通気用なのか片面に穴が無数に開いていて握る時の滑り止めになりそうなものをみつけました。説明を読むと、どうも温度センサー用で穴が開いているようです。ただ、1個では角の丸い部分は片面だけなので、角がある面は握ると痛いので、2個を貼り合わせて全面が丸い角になるように使いたいと思います。

 
作業届いたので、取付け方法を考えます。
ストラップの長さに対しての大きさは良い感じです。
ストラップもこの1つだけ空いている大きな穴に入ります。
取付ける座席は?
両サイドの座席はドア側にストラップがあり、握りを付けても背もたれを完全に倒して支障ないのですが、真中の席のストラップに握りを付けると単独で倒した時は避けら大丈夫なのですが、左側の座席と同時に倒した時は左座席との隙間と、座面と背もたれとの隙間がないので、シートを傷めてしまいます。ですので真中は諦めます。まぁ真中の席を使うことは非常に少ないですし・・・。

取付け①ストラップにケースの半割れを仮に置いてみます。サイズ的には良い感じです。
 
②止め方を考えます。
ストラップの抜け止めに、ケース内部でストラップが抜けないよう中に何か塊を入れます。出来るだけ輪を大きくしないと、引いた時にストラップが動くのと、ストラップが必要以上にグリップ(ケース)長く出てしまいます。出来るだけ短くし、グリップ(ケース)の頭が下がらないようにしたいのです・・・。BMW X1 リクライニング ストラップ
③輪になるように輪の中に何か塊を入れ物として、丸いゴム足を見つけましたがちょっと外形が大きかったです。
しかも厚みもあるので結局6mm厚みのゴムシートを切ることにしました。BMW X1 リクライニング ストラップ
④グリップ(ケース)のストラップを通す穴の淵が鋭角なのでカッターで面取りして、ストラップに擦り傷が入って行かない様保護加工します。BMW X1 リクライニング ストラップ
⑤ストラップをグリップ(ケース)入れてその輪の中に先ほどの切り出したゴムを入れます。
意味は分かりませんがストラップに丸い樹脂がついています。BMW X1 リクライニング ストラップこれをストッパーとして抜け出ないようゴムを丸い樹脂の前に入れます。BMW X1 リクライニング ストラップ
⑥何とか押し込んでグリップ(ケース)のフタをします。フタには爪があってこれが結構きつく止まるので使用中に外れることはないでしょう。
ストラップも引いてみて簡単には出てこない様子です。
 
⑦いったん外して、片面にもう1つのグリップ(ケース)の平らな面どうしを合わせて瞬間接着剤で貼りあわせます。⑧片面にフタをします。
BMW X1 リクライニング ストラップ➈反対側もフタをします。
これで握る面の角が丸くなるのでグリップ感が良化します。BMW X1 リクライニング ストラップ
シートを倒しても大丈夫です。ストラップをできるだけ短くなるようにしたのでグリップが垂れ下がらないのですぐに掴めます。BMW X1 リクライニング ストラップ
 
感想レバー式にはかなわないですが、ストラップに指を入れ引くことから解放されました。座席との相性(見た目のバランス)は個人的にもう1歩ですが、個人の好みがあるので気にしないでおきます。
なお、今回のシートは黒色なのでグリップ(ケース)黒色にしましたが、ケースは白色も見かけましたし、好きな色に塗るのも良いかもしれません。
 
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工具・カッター(面取り)
・瞬間接着剤
 
 
■ ■ ■ X1 F48 20i 後期モデル 関連記事■ ■ ■
 
■番外編
・X1 F48 マイナーチェンジで、「仕様変更になってカタログや公けになっていない、気が付きにくい部分」をちょっとまとめてみました。気になる方は下記からどうぞ・・・。

「BMW X1 F48 前期と後期のちょっと気が付きにくい変更部分のまとめ」

・当方が採用したインテリア装飾パーツ紹介
「採用した内装装飾パーツ紹介 BMW X1 F48 LCI 20i 後期

・フロントとサイドカメラを映すために社外品のインターフェース機器を買ってつないだものの、映らないし、変な症状は出るし、設定表には間違い・・・販売元と散々やり取りした記録です。
BMW X1 F48 社外品インターフェース機器動作不具合における販売元とやり取りした経過

■過去記事

前後側面ドライブレコーダーを取付け BMW X1 F48 LCI 20i 後期

 
 
 
 
 

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