屋根裏の断熱材の上にさらに重ね敷きするだけで部屋の暑さが改善
毎年夏は猛暑が当たり前になっています。
当家は日当たりの良い場所で、特に3階は壁も1日中陽が当って朝から天井がすでに暖かくなります。以前、屋根裏を覗いたときに知ったのですが、当家の天井裏の断熱材は薄く8cmくらいの厚み。(10cmが沈んだか?) 当時建てた年代はこんな程度だったのかなと・・・。
そこで簡単なので重ね敷きすることを思い付いついたのですが、時期はすでに真夏・・・この夏は辛抱して作業は11月に行いました。(10月でも屋根裏はとても暑いです。)
探した断熱材は、厚さ5cm、幅43cm、長さ2.88mで30枚入。送料込7.800円でした。束ねて圧縮されて配達されました。(バンドを切るとみるみる断熱材の海と化します・・。)
中身は白色の物で、綿菓子のような感触です。
結論を話すようですが、断熱材を増やしたからと言って涼しくはなりません。
しかし、できるだけ断熱をして少しでも部屋の温度が上がらないようにするのが目的です。上がるのが少しでも低いと夜になって部屋の温度が自然に下がる時間が早めになったり、エアコンが早く効くようにったり・・・
昼間に上がる温度を1℃でも抑えたい対策で、そのための断熱だと当方は思っています。
たとえ1℃でも下げたい。そう願っての今回の作業です。
①点検口から断熱材を順次すべてを押し込みますが、ものすごい量になって、うーん・・・、自分が入れない状態に。かき分け天井裏へ。
天井を踏み外さない様、野縁にも乗らない様、丈夫な梁に乗っていきます。
②断熱材には使う面の指定があり、断熱材にわかるように印刷されていますのでよく確認してからにしましょう。そして極力自分が動かず作業するために、家にあった延長出来る掃除モップの柄を使いました。自分が軒先の狭いところまで行きたくない場合、は断熱材を押し込みように搬送。軽いので結構うまく敷いていけました。
当方なりのコツは、3mほどある長い断熱材の先端を50cmほど折り畳み、この中に先ほどの掃除モップの柄を差し込んで、目標地点まで押していき、そこでモップの柄で上にあげると折り畳んだ断熱材の先端がその先にバサッと敷き詰められます。
③位置修正は、元々断熱材が敷いてあるのでよく滑りますから簡単でしたし、モップで敷いた時に多く行き過ぎたら手元の断熱材を引けばいいです。足りなかったとしても、外装材のおかげでよく滑るので棒などでも押せます。
④敷く順番ですが、自分が最後に出る点検口周辺が最後になるよう奥の方から、柱とかの形状に合わせて切り欠いたりして敷き詰めていきます。
⑤断熱材が大きくて切りたいけど奥まで行くのは天井踏み外しそう・・・そんな時に断熱材どうしが重なるようでも、切らずそのまま敷きます。断熱材の厚みが増えるので。敷いて隙間がある方が問題です。
黒ビニールは作業用に敷いたものです・・・。
旭化成 アクリアマット 厚さ50mm×幅430mm×長さ2,880mm 24枚入 8,900円(送料無)(楽天)
説明(メーカ説明分より抜粋)
一般のグラスウールに比べ細い繊維で構成された高性能グラスウールです。グラスウールは細い繊維が絡み合ってできている小部屋に空気を閉じ込めることで熱の伝わりをおさえています。繊維の細いグラスウールを使うことで、同じ厚みでも断熱性能をアップさせることができます。
・はさみ(断熱材を切欠け、切断用)
・伸縮する掃除モップなどの柄(遠い場所へ断熱材運ぶ)
・ヘッドライト、ハンドライト(当方の改造品)
・電源延長線
など。
そして重ね敷きをした翌年の夏・・・朝に日が昇ってから天井が温かくなるまでの時間が遅くなったようです。
午後の熱い時間帯に天井に触れてみると、以前より低く感じました。
留守中だった部屋も、もちろん相変わらずです。在宅で窓を開けている状態ではちょっと良くなったようにも感じています。扇風機でとは無理です。
太陽の熱は窓を通過、壁を温めるので、劇的にとはいかないものです。特に壁は陽が当ると蓄熱します。ところが夜になって外は少し涼しく感じるようになっても、エアコンを使っていなかった部屋がいつまで経っても熱いままなのは、昼間に温まった床や外壁から部屋に放熱しているためです。
これは冷えるまでにはとても時間が掛り、やがて就寝時間となってしまいますので、もうエアコンを使うしかありません。
できるだけ太陽の熱を断熱して、夜になって部屋の温度が自然に下がる時間を早める。とか、エアコンが早く効くように。などのように昼間に温度の上がる部屋の天井、壁、床の建物の温度をたとえ1℃でも抑え、併せて家具などの物が冷える時間を短くできるようにと。というのが予防的な断熱だと当方は思います。うまく言えませんが伝わりましたでしょうか?
作業自体は苦労しなかったので、やって良かったと思います。予算余裕ある人は厚みのあるものか、更に重ねると良いと思います。
■家の温度環境関連
・換気扇新設
天井のパイプファン (換気扇) で部屋と屋根裏を同時に換気
ランドリールームにパイプファンを設置
・押入れ断熱材
効果を実感・屋根に近い押入れの天井に断熱材を追加
・窓換気
換気 通気のため窓を少し開けていても雨が入りにくい工夫
・屋根裏断熱材
屋根裏の断熱材の上にさらに重ね敷きするだけで部屋の暑さが改善(当記事)
・二重窓
夏の日差しの断熱と冬の結露防止に窓に内窓(二重窓)を自作
断熱 防寒 結露防止 内窓(二重窓)自作と調光ブラインド
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